妊活の体験談

【体験談064】30代で3度の流産。心機一転はじめた40歳からの妊活で自然妊娠に成功。元気な赤ちゃんを出産された体験談です

体験談の画像64

今回は40歳で妊活を開始された方の体験談をご紹介いたします。

30代後半で3度の流産を経験され、高齢出産の難しさを痛感したそうです。その後、漢方による体質改善や日々の基礎体温表づくりを続け、不妊治療なしの自然妊娠でお子さんを授かりました。

ぜひ最後までお読みください。

プロフィール

名前:Hisakoさん(仮称)

妊活時の年齢:40歳

妊活期間:約2年間

不妊の要因:不明

不妊治療:漢方

治療費:約10万円(漢方の費用のみ)

3度の流産で高齢出産の難しさを実感

私は51歳の主婦です。家族構成は、3歳年上の夫ともうすぐ8歳になる娘の3人。妊活を始めたのはなんと39歳の時です。高齢出産に加え子宮筋腫を抱えており、不安でいっぱいの妊活でした。

夫とは20代に結婚し、しばらくは都会でサラリーマンをしていました。しかし、突然の脱サラ宣言。心機一転、田舎で事業を起こすも、なかなかうまくいかず、安い古家を借り、2人でアルバイトをしながらなんとかやっていました。それでも少しずつ事業は軌道にのり、アルバイトをしなくも2人で暮らしていくには十分な収入を得ることができるようになりました。

そして、そろそろ子どもが欲しいねという話になった時、私はすでに35歳。それでも、のんきな私たちは高齢出産を「妊娠しにくいかもしれない」ぐらいにしか考えておらず、当然普通に子どもができるだろうと思っていました。実際、子どもを作ろうと決心して半年後には妊娠が分かったのですが、6週目で流産。その後も11週で流産。子どもは簡単には授からないのだと、ようやく分かってきました。

しかし、3度目の正直。3人目の子どもはお腹の中で順調に育ち、帝王切開の手術の日取りも決まりました。そして、ウキウキ気分で手術のために入院した時です、思いもよらない言葉がお医者さんの口から発せられました。「心臓が動いていません」。

妊娠したら産まれる。これが当然のことだと思っていた私はあまりのショックで、しばらくの間なにも手につかず、精神安定剤のお世話になりました。そして、まわりの人に支えられ、なんとか前向きになれた時、次こそは産もうと、ちゃんと勉強しようと決心しました。

年齢的なものもあったのかもしれませんが、安定期を過ぎれば、子どもは必ず産まれるものだということが当たり前でないことが身に染みて分かりました。どうすれば妊娠しやすくなるのか、妊娠したらどういったことに気をつければいいのか。今まではぼんやりとしか考えてなかった事をしっかりと勉強し、妊活に臨みました。その時、私はもうすでに40歳を目前にしていました。

心機一転40代からの妊活

ここからは私が妊活のために行なったことを紹介します。

1.基礎体温を測る

まずは、しっかり基礎体温を計ることから始めました。婦人体温計を買い、朝一の基礎体温を毎日計り、表に記録しました。私の場合、生理が順調だったので、だいたいの排卵日が分かり、夫にも協力してもらいました。妊活については、夫はとても協力的で、排卵日のタイミングの事や栄養についても、一緒に勉強してくれました。

2.漢方による体質改善

次にしたことは、身体を温めるために漢方を使うことです。これは知り合いのおばさんに勧められました。おばさんが赤ちゃんを欲しがっている人たちに漢方を勧めたところ、多くの人が赤ちゃんを授かったということでした。そこで、私は漢方の専門店に行き、血流を良くし、身体を温めるための漢方薬を調合してもらいました。漢方薬はお茶パックに入っていて、1日一袋をティーバッグのようにカップに入れお湯を注いで飲みました。

味はほんのり甘く飲みやすかったのですが、匂いがキツく、しばらくは台所がその匂いでいっぱいでした。漢方薬を摂るようになってから、身体が驚くほどポカポカして、便通もよくなり、妊活のためでなくてもとった方が身体にいいかも!と思いました。漢方薬はドラッグストアなどでも売っていますが、体質や症状によって異なりますので、専門店で自分に合った漢方薬を調合してもらうことをお勧めします。値段は多少高くなりますが、赤ちゃんを授かるためです!

3.胎動カウント

また私は、妊活は妊娠したら終わりではないと思っています。妊娠したからといって、100%産まれるというわけではないからです。赤ちゃんを無事に産むためにしたこと、それは「胎動カウント」です。

胎動カウントとは、胎動を10回感じるのに何分かかるかを計るものです。これを、静かに横になっている時、あるいは、座っている時に行います。ただ、赤ちゃんが眠っている時は胎動が少ないので、起きている時、つまり胎動が感じられた時から計り始めます。だいたい目安としては30分くらいということですが、それよりも「いつもと同じ時間か」ということが重要だそうです。いつもより時間がかかったり、胎動が減っていると感じたら、早めに病院に行きましょう。

胎動カウントについては研究者の間で賛否両論あるそうですが、私は賛成です。なぜなら、私が死産した時、その2〜3日前から胎動が少なくなっていた事に気づいていたからです。胎動が少ないことが心配で、入院の2日前に病院に行ったのですが、その時は心臓が動いていたので安心して帰ってしまったのでした。あの時、無理にでもお願いして手術をしてもらったら、あの子は生きて産まれてくれたかもしれない、と今でも後悔しています。その経験から、これから子どもを産もうとする人たちには「胎動カウント」を妊活に取り入れてほしいのです。

不妊治療や不育治療についても考えましたが、田舎に住んでいたので、そのような治療を行ってくれる病院が近くにはなく、断念しました。

妊活を始めて2年で妊娠!

妊活を始めてから1年後、また流産。そして、その1年後、ようやく妊娠することができました。漢方を飲み続け、胎動カウントを毎日の日課とし、ストレスがかからないよう早めに仕事を休みました。そして43歳の春、無事に娘をこの手に抱くことができました。今現在、娘は大きな病気をすることなく、すくすくと育っています。

妊活は根気がいるものです。特に40歳以上の高齢出産になると、焦りも加わり、色々なことに手を出してしまいがちです。しかし、それではストレスがたまってしまいます。大事なことは、赤ちゃんが来やすい身体づくりをすること。そして、妊娠したら、それで終わりなのではなく、赤ちゃんが産まれるまでは体調に気を配ることです。きっと、がんばるあなたを空の上から見ている赤ちゃんがいますよ。

Q&A

ももちゃん
妊活の費用はどのくらいかかりましたか?

私が処方された漢方薬は、一袋にティーバッグ10個が入って1000円でした。これを、出産するまで毎日飲んでいたので、だいたい合計10万円ぐらい使いました。

ももちゃん
飲んでいた漢方の種類が分かれば教えてください

当帰、芍薬に乾燥したショウガなどが入っていました。「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」と同じものだと思うのですが、漢方薬名がはっきり書いていなかったので、本文には書きませんでした。

ももちゃん
漢方を飲むタイミングは決まっていましたか?

いつ飲んでもいいと言われていたので、朝にカップに1杯、出がらしのティーバッグで、昼と夜にも飲んでいました(セコく)。だいたい食事の後に飲むことが多かったです。

ももちゃん
みなさまの妊活がうまくいくことをお祈りしております。

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