妊活の体験談

【体験談100】妊活中はホッとできる時間が大切。自分の時間を見直しながら二人目の不妊治療に取り組んでいるお話を紹介します。

今回は30代前半で妊活を開始された方の体験談をご紹介いたします。

一人目を病院指導のタイミング法で妊娠、現在、二人目の不妊治療を続けていらっしゃる体験談です。2回の不妊治療を通して、治療中の心の在り方が大切だと考えるようになったそうです。

ぜひ最後までお読みください。

プロフィール

名前:Neneさん(仮称)

妊活時の年齢:30代前半

妊活期間:2年10ヶ月(二人目は4年程。現在も継続中)

不妊の要因:多嚢胞生卵巣、精子の質がよくない

不妊治療:タイミング法(二人目は、タイミング法、人工授精)

治療費:不明

一人目の妊活

20代半ばで結婚をし、そろそろ子供もできたら良いよねと仕事をしながら自己流のタイミングで妊活をはじめました。

色々と勉強していくうちに、私は生理周期が30から38日くらいという事もあり、そもそも排卵日が特定できないかも…と基礎体温計と排卵検査薬を購入しました。(排卵検査薬はドゥーテスト)

しかし体温は上がらない、排卵検査薬は毎日うっすら反応している状態で、やはり自分では排卵日が特定できないと確信し近所の産婦人科へひとます相談を…という気持ちで受診しました。妊活に集中したかったのでこの時に仕事も退職しました。

卵子の状態をエコーでみてもらうと、排卵できる大きさまで成長できずに排卵できない卵子がたくさんみえました。病名としては「多嚢胞生卵巣」で生理周期の乱れも、きっとこの症状のせいだろうとの事でした。

それからしっかり卵胞を育てて排卵させるために排卵誘発のお薬を飲みはじめました。同時にエコーでの卵胞チェックと病院から排卵検査薬を処方してもらい排卵直前は家で確認しタイミングをとりました。病院でもらう排卵検査薬は自分で買うのとさほど料金は変わりませんでした。

排卵誘発の副作用としては頸管粘液の減少が気になるようになり、タイミングをとるのが辛い時もありました。その時にはジェルを使用すると良いと教えてもらい使用していました。

また主人の精液検査もしてもらうと、動きがあまりよくない、奇形が目立つ、と言われました。そして血流を良くするという漢方を処方されていましたが、即効性はなく、漢方はしばらく続けないと意味がないからと言われていました。精子の状態は分かりませんが、毎年しもやけに困っていた主人が漢方を飲みだして初めての冬にしもやけが出来なかった!と言っていたので何かしら効果はあったのかもしれません。

さらに私は「通水検査」もしてもらいました。卵管に生理食塩水を通し、詰まりがないかのチェック、また少しの詰まりならこの検査で解消されるというものでした。この病院では鎮痛剤など使用せず検査が行われたので、少しだけ卵管が詰まっていた私は結構な痛みを感じ、検査終了後しばらく休ませてもらってから帰宅しました。通水検査について自分ではよく調べずに行ったので想像以上だった痛みの衝撃は大きかったです。

全く詰まっていない人は痛くないそうですが、通水検査を受けられる際は痛み止めをしてくれる病院の方が良心的だと思います。転院した別のクリニックでは痛み止めを30分ほど前に飲んでから検査をしてもらいましたが、詰まりもなかったのか薬のおかげか痛みはほとんどなかったです。

またこの2つの病院の先生が共通しておっしゃっていたのが、「通水検査をすると卵管の通りがよくなり妊娠しやすくなる。特に検査後半年がゴールデン期間だ」ということでした。

私は検査としてのみでしたが、定期的に行うことで卵管の通りがよくなるので何度も行う人もいるのだそうです。ただ転院した3つ目の大規模な不妊専門の病院では通水検査というものは無く、卵管造影の検査しか今のところしていません。次はもう体外受精へのステップアップを提案されているので今後もないと思います。

通水検査の必要性は分かりませんが、実際一度目の妊娠の時は検査からちょうど半年後の事でした。

通院を始めて5ヶ月、6ヶ月…とたつごとに、排卵誘発剤を飲んでいてもだんだんと排卵が遅れてくるようになり薬を変えたり量を増やしたり対応してもらいましたが妊娠できない事と、また通院そのものがストレスになってるのでは、と自分で感じるようなりました。

そこで最初の薬の量に戻してもらい、お薬だけは続けるがしばらく通院はお休みする事を伝え、その次の周期に排卵日もよく分からないのでどうせ無理だろうという気持ちで1度だけとったタイミングで妊娠しました。やはり通院がストレスだったのかなと思いました。

二人目の妊活

そして今二人目妊活中です。

一人目の産後、生理周期がとても安定していたのですが、多嚢胞性卵巣はどうなっているのか血液検査をしてもらったところ、その症状はほとんど見受けられないとの事で、自己流のタイミングの2周期目で自然妊娠をしましたが繋留流産となりました。

そこから休憩をはさみながら約4年不妊治療を続けています。

その間、不妊に強いと言われていたクリニックに1年通いましたが、排卵はしているが時間がかかる月もあるとの事で卵胞チェックに受診するとだいたい排卵誘発の注射を打つようになりました。そして通院しだして数ヶ月すると排卵誘発をしてもどんどん排卵が遅れていきました。このクリニックでは排卵誘発は注射がメインでした。注射は高いし、痛いし、なかなか妊娠しないし…でどんどんと気が滅入っていき、治療はしばらくお休みすると伝えました。

妊活はメンタル面のケアが重要

こちらのクリニックでは男性はデリケートである事をもっと理解しよう、と指導されました。タイミングや精液検査について。そして私の健康診断の結果もみていただき、生活習慣や食生活について等もお話し、甘いものやスナック菓子が大好きだった私はそこから睡眠など自身の生活を見直すようになりました。そんな事を色々と勉強していくうちに今度は思考やメンタル的な部分に目がいくようになりました。

そして一人目、とダメになったが前回妊娠した時の自分の状況を思い返した時に、すごく頭の中がスッキリしていた事に気づきました。昔からついなんでも後回しにしがちで、主婦になってからは毎日終わりがなく常に「あれもやらないと、これもやらないと」と頭の中が休まる事はなく、家事もひと段落して「ホッと」する瞬間が私には皆無でした。

しかし通院をお休みしてしばらくとにかくゆっくりしよう、と自分をねぎらう気持ちで過ごした時、自分の中で今日はここまで、と決めて「ホッと」する時間を作れていました。

また一人目を育てながらの妊娠の時も、もし二人目が生まれたらしばらく出来ないからと、ずっと気になっていた家の整理整頓をしっかりと計画を立ててやり遂げました。子供との二人の時間も今は貴重だから、と毎日しっかり予定をたててダラダラと過ごさないようにしていました。そうするといつもより忙しいはずなのに、子供のお昼寝の時間にスッキリとしたお部屋で「ホッと」する時間をもてていたのです。何をいつするかだいたい決めてしまっていたので、頭の中であれもこれも...と考える事がなくスッキリしていました。

1年ほど通院はお休みし年齢も30台後半となったので、大規模な不妊専門病院にも通い始めました。特にこれといった原因があるような感じではなかったので、年齢の事を考えたらどんどんステップアップをする事と、排卵誘発を勧められましたが、これまでの事があるのでなるべく自然に排卵しそうな時は薬や注射は避けたい、という意思を伝えました。

タイミングをベースに主人の仕事の都合がつきそうな時は人工授精(合計4回)をなるべく自然排卵で行いました。しかしやはり通院が長引いていくとどんどん排卵が遅れるようになり、コロナ禍という事もありまた排卵検査薬(ハイテスター)で自己流でタイミングをとっています。排卵検査薬は以前はドゥテストを使用していましたが、個人的にはハイテスターの方が分かりやすいと感じます。

次また通院する時には体外受精へのステップアップも視野に入れるようにと言われていますが、今はとにかくまた物が増えてきた我が家の整理と、時間術を見直し自分に「ホッと」できる時間を作るように努力しています。どうしても兄弟で育てたいと思っていた私ですが、どんどん年の差があいていく現実。

今は年の差兄弟の良いところをみるようになったり、ある日を境にとにかくあと1回でいいから子育てをしたい!に変わった時は二人目不妊の辛さも少しマシになりました。また一人っ子の我が子に何か気になる事があると、一人っ子だから...と妊娠できないせいにしてしまう事もよくありました。しかしそれは兄弟児も一人っ子も関係ないんだ、ということも理解できるようになりました。

結局は自分が毎日をどう過ごすのか、ダラダラと考えたり過ごしてしまわないように、あの時のような頭も暮らしもスッキリ!をめざして頑張っていきます。

ももちゃん
みなさまの妊活がうまくいくことをお祈りしております。

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