妊活の体験談

【体験談097】検査をしても精子が一匹もいない!?年上の旦那様の無精子症に直面した20代女性の体験談をご紹介

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今回は20代前半で妊活を開始された方の体験談をご紹介いたします。

年の差のある旦那様と計画的に妊活を開始しましたが、病院での検査で旦那様の無精子症が判明。その時の経緯を詳しくお話していただきました。

ぜひ最後までお読みください。

プロフィール

名前:Naomiさん(仮称)

妊活時の年齢:20代前半

妊活期間:不明

不妊の要因:無精子症

不妊治療:なし

治療費:不明

妊活のきっかけ

私は20代前半、主人は40代前半の時に、2年間の交際を経て、結婚をしました。年齢は15歳離れています。主人はバツイチで、前の奥さんとの間に子供が居ました。

私が4人兄弟の長女という事もあり、特に急いでいるわけではなかったのですが、出来れば早く結婚して子供を授かり、自分の居場所や「家庭」を作りたいという憧れみたいなものがありました。

2年間の交際期間中も早く子供が欲しい事もあり、子供が出来ても安心できるように健康な身体づくりの一環として、婦人科へ「ブライダルチェック」という病気が隠れていないかと検診に行きました。

主人とは、可能であれば早く子供が欲しいという意思は伝えていましたが、結婚をする前から「僕は子供は欲しくない」と言われてしまいました。「説得」ではないのですが、一生一緒に生きていくつもりで将来を見据えて話し合いをたくさん重ねて、結婚や子供の事も考えてくれました。

私は免疫疾患の持病があり、通院をして薬を飲んでいます。妊娠は休薬をすれば可能なので、主人や義理母にも話をしていました。

結婚をした後、主人は転勤族になったので全国色々な場所に夫婦で引越しをしたり、お互いの仕事やペットを飼っていた事もあり「子供はぼちぼちで良いか〜」と思いながら過ごしていました。

そうして2年の月日が流れ、私の年子の妹が結婚と同時に妊娠したとのお知らせが。私の友人も次々に結婚&妊娠の報告が続きました。

周りの方も、「子供はまだなのか」「早めに子作りした方が良いよ」という声が多くなりました。私達も「なかなか出来ないね。」と言う話になり、ようやく少し焦り出しました。

病院の検査で思わぬ原因が判明

まず、ネットで妊活について調べました。

サイトに出てくる妊活サプリの広告にも惹かれて注文してみたり、基礎体温を測定して記録をし始めました。

しっかり睡眠を取る事を意識して、身体を温めるのが大切だと知ったので時間があれば身体が温まるバスソルトなどの入浴剤を入れてゆっくり湯船に浸かったり、食事に生姜を取り入れてみたり、全身にセルフマッサージで血の巡りを良くする習慣を作りました。

持病で通院しているかかりつけの病院に妊娠を希望していることを伝え、計画的に休薬を開始しました。

色々な妊活関連の雑誌を買って読んでいたのですが、まず妊娠が出来ない原因を知ることが必要だと感じたので婦人科へ行くことに決めました。自宅から行きやすい場所で「不妊治療」を専門に診ていて、口コミでも良い評判の病院をネットで検索して行きました。

まず、血液検査から。甲状腺ホルモンの値が少し高かったようですが、問題無いですよとの事でした。

そして、子宮の検査。特に腫瘍や病気も見当たらず綺麗ですよとの事で、一安心でした。

そして「ご主人様の精子検査ですね。」と。

私は余裕を構えていました。主人は前の奥さんとの間に子供を授かっていたからです。

仕事の兼ね合いなどで精子検査の間が何ヶ月か空いてしまうので事前にニ人で検査をしようという話になり、スマートフォンで精子が見られるTENGAから発売されている「メンズルーペ」をネットで購入して使用しました。

が…1匹も見当たらず。精子の死骸すら見当たらず。とても焦りました。やり方が間違えているのか?ただの簡易キットだしね。。。と言いながら、何度も繰り返し検査しましたが一匹も見当たらず。

病院で自宅で使用した簡易キットの結果について担当の先生に伝え、精子を採取して病院へ持って行き、検査の結果を待ちました。検査の結果は「無精子症」でした。主人の身体から1匹でも精子があれば妊娠できる可能性があると知りましたが、手術をして精子が見つからない可能性もあると聞きました。

「こちらのクリニックで手術は出来ないので大学病院への紹介になります。紹介状を書きますので、ご夫婦で話し合いをしてみてください。」と言われました。

主人と手術のメリットやデメリット、治療費等の話し合いを重ねて病院に行きました。が…その頃、ちょうどコロナが流行し始めた時でした。

「コロナで政府から不妊治療の延期をするようにと発表されました。大学病院に紹介状は書けますが、大学病院からは治療を断られるかもしれません。」と言われました。コロナが落ち着くのを待つしかない気持ち、落ち着くのはいつ?治療開始出来るのはいつ?いつまで続くかも分からず不安でした。

その後、離婚し妊活は終了

その後、私達の身の回りで色々なことが重なり、子作りとは別の理由で離婚することになりました。離婚する前に、落ち着いて義理母と喫茶店で妊活についての話をする機会がありました。「実は妊娠出来ないのは、あなたの病気のせいだと思っていた」と主人にも義理母にも告白され、唖然となりました。

応援してくれていると思っていたのに、私のせいだと決め付けられていた事がとてもショックでした。子供を育てることについて、教育方針や生活の仕方、考え方などの価値観などの違いも数えきれない程出てきました。

誰だってきっとそうですが、私達はお互いに生まれ育った地域や環境の違いがありました。

主人の出身地では、女性が一人で育児をして、仕事を両立するのは当然。奥さんは旦那さんの事もお家でおもてなしをするなどして支えるのも、当たり前な環境で育ちました。はたして、私には求められていることが出来るのかというと無理だと悟りました。

子供を妊娠して育てる時の、女性のホルモンバランスや、ストレスなどの知識や気配りにも欠けている事が次々と発覚しました。生理も決まった日にちにくると思っていること、生理痛が何かを知らなかったことなど。思い起こせば、子作りの話をしている時も「お前に任せる」など少し投げやりな態度な時があり、温度差があったと思います。

今となればこの人との間に子供を作らなくて良かったと思いますが、子作りや子育てに関して話合いをしたり、主人との価値観なども踏まえて考えるべきだと身を持って感じました。

Q&A

ももちゃん
無精子症について教えてください

精巣(睾丸)の中で精子は作られますが、 途中の通り道が何らかの原因で閉塞をしてしまったのが「閉塞性無精子症」 、先天性(染色体の異常や遺伝子の異常など)あるいは、 後天的(抗がん剤や放射線治療など)等が原因により、 精巣(睾丸)で精子を作る能力が低下してしまったのが「非閉塞性無精子症」。無精子症は、この2種類に分類されるそうです。

主人の場合は前の奥さんとの間に子供を授かることが出来たので、前者の閉塞性無精子症でした。 病院の先生の説明によると、何らかの原因で急に精子が作られなくなる・出てこられなくなる事は可能性としてあるそうです。

先生と原因について話しているうちに、主人の心当たりがあったのは、 大人になって高熱が出たり(インフルエンザに2回かかりました)、 サウナが大好きなこと、 仕事や人間関係などのストレス、 生活習慣の悪化だと思われます。手術で精巣を実際に見なければ閉塞しているのかいないのか、精子が作られているのかどうか、 精子が生きているのか死んでいるのか、精子が健康なのか形成に問題があるのか、など確実な原因などは分からないそうです。

閉塞性で精子が作られていて採取が出来れば、 場合によっては妊娠をする事も可能だそうです。

ももちゃん
みなさまの妊活がうまくいくことをお祈りしております。

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