今回は30歳で妊活を開始された方の体験談をご紹介いたします。
二人目不妊で治療を開始するも、1度目の妊娠で初期流産してしまい、その後も3度の人工授精はすべて失敗。そこで一旦治療や妊活から離れ、子どもはできなくてもいいと気楽に考えるようにしたら自然に妊娠できたそうです。
ぜひ最後までお読みください。
プロフィール
名前:Asamiさん(仮称)
妊活時の年齢:30歳
妊活期間:2年間
不妊の要因:不明
不妊治療:タイミング法、人工授精
治療費:約20万円
二人目不妊で治療を開始
私が不妊治療を始めたのは30歳の時でした。主人は2歳年上の32歳でした。
25歳の時に結婚して28歳で1人目を妊娠しました。30歳になりそろそろ2人目が欲しいと思い妊活を始めました。最初の2ヶ月は自分たちで頑張りましたが、無理だなと思いすぐ不妊治療に切り替えました。
無理だと感じた理由は1人目の時と比べて自分の身体が明らかに変化しているなと感じていたからです。分かりやすく言えば歳をとっている。と感じたからです。
まず、以前はヨガなど運動をしていたのに育児に追われて全くしなくなり、代謝が落ちて、異常な身体の冷えを感じていました。それに、今まで生理前には必ず胸の張りがあったのが出産後全くなくなりました。今まであったのが無くなる事が凄く不安でした。
すぐに自分が出産してお世話になった病院へ行き不妊治療したいと言いました。
検査の結果は異常なし
まず始めたのは卵管造影でした。色々調べていたのでドキドキしながら行いました。私の場合はものずごく痛かったです。あと吐き気もありました。後は冷え性の漢方とビタミン剤、排卵を促す注射によりタイミング法を行いました。
主人の精子も調べてもらい何の問題もない事がわかりました。私たちの場合は2人とも異常なしの不妊症でした。タイミング法を半年ぐらい続けていくと妊娠できました。良かったーと喜びました。
まだ両親や友人には内緒にしとこうと思いました。それからしばらく安静に生活していました。
妊娠二ヵ月で初期流産に
ある日の夜23時頃にお腹が痛くなり出血が少しありました。出血は1人目の時もよくあったので大丈夫かなと思いトイレにいきました。すると500円玉ほどの血の塊がトイレに流れていくのを感じました。私は怖くてトイレの便器を見れませんでした。身体が震えて涙が出てきました。すぐに主人に流産したかもしれないと告げて上の子を見ててもらい、1人で夜中に車で病院に行きました。やっぱり流産していました。2ヶ月でした。よく言う初期流産ですね。
ショックでしたけど、やっぱりかと言う思いもありました。なぜかと言うと、1人目の時は2ヶ月の時はすでに悪阻があったのに今回は全く無かったのであれ?と思っていました。誰にも妊娠報告してなくて良かったと思いました。その夜泣きながら自宅へ帰りました。きっと主人も心配し起きて待っててくれているから急いで帰りました。
帰ると、私が流産したかもと言ったのに、主人がベットで息子とぐっすり寝ている姿を見て、怒りと虚しさが押し寄せてきました。なぜ寝てるの?無神経すぎて呆れました。この人にとってはこの程度の事なのかと思いました。流産してしばらくは休めないといけないと先生に言われ不妊治療をお休みしました。同時に先生には流産後は妊娠しやすいから大丈夫と言われました。複雑な気持ちでした。
二人目不妊のつらさ
治療を開始すると同時に病院を不妊治療専門医に変更する事にしました。主人とも相談し、2人目を諦めようと言いました。そうしよう言ってくれた方が気持ちが楽になるので期待していたのですが、2人目欲しいと言われました。自分は何にもしないくせに⁈と言いかけてやめました。ギスギスしてしまうと性行為に影響が出てはいけないと思ったので、、性行為自体も義務っぽくなってきて2人とも疲れていました。
不妊治療専門の病院は患者さんに配慮して子供を連れていけない所が多く、上の子がいる私には大変でした。同時期に私の妹が妊娠していたので、私は不妊の事も流産の事も両親には言えず、子供を預ける事ができませんでした。だから大きい病院ではなくて、個人医院の子連れが来院が大丈夫な病院にしました。そこは夫婦で経営されているアットホームな病院でした。
3度の人工授精も失敗
そこでの治療は同じく卵管造影と漢方と良い排卵を促す飲み薬を飲んでタイミング法を何を度か行いました。原因の無い私達にはどの治療が必要なのか分からず同じ事の繰返しでしたが、あまり苦痛ではありませんでした。病院のスタッフや奥さんが親切で治療中も上の子を遊んでくれたりして、私のストレスが少し解消されました。
半年ほど経って人工授精に切り替えました。それでも妊娠できませんでした、3度の卵管造影、3度の人工授精でもできませんでした。治療を始めて1年半ほど経っていたタイミングで思い切って治療を辞めてみました。
今まで辞めていたお酒を飲んだり、旅行に行ったり、それこそデイズニーランドにも行きました。もういいや!と思うようになりました。
気持ちを楽にしたら妊娠できた!
体外受精も考えましたが、お金が無くて子供自体を諦めると思うようにしました。そう思いながら治療は一応続けてみました。それが良かったのか無事に妊娠する事が出来ました。それから流産する事もなく妊娠出産出来ました。ストレスが1番良くないと言いますが本当なんだなと実感しました。後は私の場合病院の変更が大きかったと思います。先生との相性などもありますし、良い先生に出会えて頑張れました。
家事や育児との両立も大変でしたし、何よりも実家に行くと妊婦の妹がいるのが凄く辛かったです。そういうのが重なり次第に人に会わなくなります。それも良く無いですし、今悩んでる方がいたら思いっきて外に出て欲しいと思います。
不妊治療期間は2年です。費用は20万程かかりました。
Q&A
私の場合不妊治療している間誰にも会わなくなり、引きこもり状態になっていたので、それがなくなり外に出るようになりました。もう無理して作らなくてよい!自然に妊娠できたら良いわ!と言う考えに変えました。なので楽になりましたし、明るくなったと言われました。
今まで飲んでいた良い排卵を促す薬も飲むのをやめてみました。それでも一応タイミング法はとっていました。結果、自然妊娠出来ました。体調、生理などは元々良好でしたので、特に変化はありませんでしたが、周りからは明るくなったと言われました。本当にストレスが原因だったんだと思います。
私も主人も原因はなく、むしろ排卵もちゃんとある、精子も元気で良好だと言われていたので、2年もかかるとは思ってませんでした。人工授精でもダメだったのが最後は自然妊娠でできたのでビックリしました。本当に子供ができるという事は奇跡に近いんだなぁ〜と思いました。
3ヶ月で妊娠できました。