妊活の体験談

【体験談082】第二子に女の子を希望してパーコール法と産み分けゼリーを用いた産み分けに挑戦…結果は男の子だったけど後悔はなし!31歳女性の体験談です

体験談の画像82

今回は31歳で第二子の産み分けに挑戦された方の体験談をご紹介いたします。

第二子は女の子を希望して、クリニックでの産み分けに挑戦。しかし、6回挑戦してうまくいかず、自宅で産み分けゼリーを用いた産み分けに切り替えたそうです。1年後生まれたお子さんは男の子でしたが、楽しく育児をされているそうです。

ぜひ最後までお読みください。

プロフィール

名前:Minamiさん(仮称)

妊活時の年齢:31歳

妊活期間:約1年

産み分け法:パーコール法、産み分けゼリー

産み分け対象:女の子

産まれた子の性別:男の子

産み分けに至るまで

2018年5月、私たちの元に待望の第一子、元気な男児が生まれてきてくれました。第一子ということもあり性別には特にこだわりがなく、とにかく元気に生まれてきてくれることだけを当時は祈っていました。

出産時に色々あり、緊急帝王切開での出産となりましたが、息子は力いっぱいに生まれてきてくれました。ちなみにもうすぐ3歳になる現在でも、その体力が羨ましいくらい毎日とても元気に遊びまわっています。

帝王切開後の妊娠は、子宮の回復を待つため次の妊娠まで1年開けるという決まりがあります。第二子の妊活は自然と息子が1歳の誕生日を迎えた日以降となりました。

いざ、第二子の妊活を始めるにあたり、帝王切開は3回までしたお腹を切れないという一般論から、私たち夫婦に残されている妊娠チャンスは多くてあと2回しかないという事実にぶつかりました

その限られた回数の中で、希望の性別の子どもを妊娠するために医学の力に頼り「産み分け」をしたほうがいいのでは、という夫婦の結論に至ったのです。

希望の性別とは、第一子とは違う性別「女の子」を希望するということでした。

第二子出産で帝王切開をした場合、そこで前回の癒着が激しかったり、子宮の状態があまりよくないと分かった場合はドクターストップがかかってしまいます。もうこれ以上子どもは産めません(第三子の帝王切開はできません)という判断を受けるわけです。

そうなった場合は子ども二人で私たち夫婦の妊活は終了するのです。

正直、産み分け治療をしたとしても100%産み分けできるわけではないということから、「絶対に女の子!女の子以外いらない!」なんていう、罰当たりな考えではなく、まずは赤ちゃんが我が家に来てくれることが祈って、そして産み分け成功して女の子が来てくれたら更にラッキーだな、くらいに考えていました。

なぜパーコール法?病院を選ぶにあたって

産み分けの詳しい体験談を書く前に、我が家のスペックをご紹介します。

夫・私共に同い年で、産み分け治療開始時は31歳。第一子は30歳の時に出産し、当時は1歳を迎えたばかりでした。

我が家の産み分けは実際に産み分け指導をしている病院に通うという形を取りました。その病院は「パーコール法」という人工授精による産み分けを行う病院でした。

パーコール法について簡単に説明しますと、精子を薬液「パーコール」と混ぜ、特殊な遠心分離機にかけます。そうすると女の子の精子は一番下に沈み、男の子の精子はその上になり、そして一番上にはいわゆる奇形と言われる精子が浮かぶ、という3層になるんだそうです。

なぜこのパーコールを選んだのかといいますと、特に大きな理由はなく、何となく成功する確率が高そうだからというだけでした。お恥ずかしながらお金をかければ何となく成功する気がした、というのが理由です。

結果的にこの治療を選んだことには後悔はないのですが、もっと色んな方法を調べればよかったな、という思いも今になって思うとあります。

でも、日本って産み分け治療に関する情報って本当に少ないんですよね。調べても調べても同じようなことしか出てきません。これは倫理上の観点からだと思いますが、当時の私はとてもこれに苛立っていたのも事実です。

パーコール法をやろうと考えすぐさま病院探しが始まったわけですが、ネット検索して驚いたのは日本全国でもこのパーコールを行っている病院はごくごくわずかだ、ということです。地方にいけばいくほど病院数は少なく、パーコールを行っている病院がない都道府県ももちろんありました。幸い私たちは東京住まいなので、病院はそれなりに選べましたが、そうでなかったらと考えると、住んでいるところによって産み分け(パーコール)が出来る出来ないが決まってしまうという現状に疑問を抱きました。

私たちは家から30分以内で通える病院を選びました。近いに越したことはないだろう、という考えだったのですが、結果的にこの判断は正しいものでした。理由を先に述べると、パーコール当日は朝採取した精子を2時間以内に病院に持ち込まないといけません。その2時間というのが中々ハードルが高く、特に小さい子どもがいると、予定していた時間に出られない!なんてことがざらに発生するので、とにかく自宅から近い病院を選んでおいて正解だったと感じたのです。

いざパーコール実施

早速初回の診察のため当時1歳になったばかりの息子を連れて病院へ向かいました。

上述したパーコールの説明をドクターから受け、そして早速その日に超音波で子宮の様子をチェックしてもらい、内膜の厚みからおおよそ何日後に排卵が起こるか、ということを診察してもらいました。

そこからは中々忙しい日が始まりました。

ドクターから「内膜の厚みから計算すると、〇日に排卵が起こる予定です。その前三日、どこかでパーコールをするのでご主人の精子を持って病院に来てください」というように、具体的な日付を言われます。

この日にしようと決めた日の朝、夫婦で協力して精子をカップに取ります。精子は非常に弱いものらしく、温めすぎても冷やしすぎてもいけないとのことで、すぐにそのカップをブラジャーにいれ、体温で温度をキープし続けて病院まで運びます。ちなみに、一応伝えておきますが、このブラジャーに入れる作戦は病院から教えてもらった正攻法ですので。

病院に運んだらすぐにそのカップを渡し、あとは呼ばれるまでひたすら待ちという感じなのです。この間に病院では精子をパーコール液に入れて分離させる、という作業を行っているのですが、この待ちが本当につらかったんです。

当時1歳になったばかりの息子、よちよち歩くことが楽しく、大人しく病院で待っている、なんてことは出来るはずがありません。また、機嫌だって悪くなってきます。キーキー騒いでは泣き、と思ったら歩き回り。病院にいづらくなってしまった私は息子を連れ、初夏の日差しが照り付ける中、呼び出しの電話が来るまであてもなく散歩をしていました。

すぐに病院から呼び出しの電話が来ることもあれば、2時間くらいかかることもあり、どこかに行って時間をつぶすにも時間が不明瞭なので出来ず、とにかく近くをふらふらお散歩していました。

病院から呼び出しの電話を受けたらすぐに戻り、分離が終わった精子を体内に器具を使って入れてもらいます。直後は病院のベットで20分間横になり、この日はそれで終わります。

そこから1日おきに計3回病院へ行き、着床を促すためにホルモン注射を打ちます。この注射が痛いのなんの、注射が苦手な私にとってこれが一番のストレスでした。その3回の注射を乗り越えたら、あとは運命の日までひたすら待つのです。

6回のパーコール法の後、セルフ産み分けに切り替え

生理がこないで、こないで!と祈りながら待つのですが、私は計6回(6カ月)もこのむなしいお祈りをすることになりました。さすがに4回目(4カ月)あたりから、悲しいとかの感情は抱かなくなり、今回もダメか!さっ次!次!!という感情に移ってきていた自分には笑いましたが。

残念ながら生理がきてしまったら、生理開始日の2週間後に再び病院へ行きます。そこで最初に戻り、また超音波を使って子宮の内膜の厚さを測ってもらって、というように続いていくわけです。我が家は6回(6カ月)パーコールにチャレンジしたのですが、すべて妊娠成立せず失敗に終わりました。

詳しい内訳は忘れてしましましたが、この6カ月間でおおよそ15万円ほどかかったでしょうか。大きな出費にはなりますが、やろう!と決めて飛び込んだので、この15万円は今考えても嫌な出費ではありませんでした。

ちなみに、なぜ6カ月チャレンジした、という表記をしているかと言いますと、6カ月目で我が家はパーコールでの産み分けを諦めたからです。

さすがに半年間結果が出ないとなるとモチベーションも下がり、また「何もこんなに女の子に固執しなくてもいいんじゃない?」と夫婦で話し合って病院通いをやめました。でも赤ちゃんを諦めたわけではないので、自宅で出来る体質改善、例えば食事療法やお風呂に浸かるなどを心がけながら、セルフ産み分けをしていくことにしました。

薬局で手に入る排卵検査薬を使って排卵日特定をし、おそらくの排卵予定日が特定出来たら、「ジュンビー社 ピンクゼリー」を使ってタイミングを取り、産み分けにチャレンジしていきました。結局そのセルフ産み分けも約6カ月かかっても赤ちゃんを妊娠することができませんでした。

第二子は男の子!けれど後悔はなし!

初めて産み分けの病院の門を叩いてから1年が経った頃、そもそも産み分けとか言っているけれど妊娠自体出来ないのでは?という焦りも抱えていた時、やっと我が家に赤ちゃんがやってきてくれました。

不思議なことに、その月だけは息子が「赤ちゃんがいる!」と家の色々なところを指さしていたので、「あ、今回もしかしたら?」と思っていましたが、まさかのまさか、そのもしかしたらが当たり、赤ちゃんがきてくれたのです。

ちなみに、結果は二子目も男の子。この結果からいうと、産み分け失敗となりますが、私は失敗と思っていません。二子目も男の子と分かった時はさぞへこむんだろうなぁと思っていたのですが、意外や意外、楽しみのほうが勝り、実際最近生まれてきてくれた第二子目のその子を見ていると、とにかく可愛くて可愛くて仕方ないからです。

産み分けは倫理上の問題があるとか、贅沢なことだとか、色んな意見があります。それでも夫婦でしっかり話し合って家族計画をたてているのならば、チャレンジする価値はあると思います。

ちなみに、第二子目を出産したとき、病院では「欲しかったら三人目もいけるよ」と言われた我が家は、きっと三人目も産み分けにチャレンジするでしょう。一応希望の性別に向けてやれることはやりますが、結果我が家を選んできてくれた小さな命が男だろうが女だろうがどちらでも良いのです。

妊娠と出産とはとにかく奇跡奇跡の連続なのですから。

ももちゃん
みなさまの妊活がうまくいくことをお祈りしております。

-妊活の体験談
-, , , ,

© 2024 みんかつ