みなさんは妊活をしていてあまり聞かれたくない質問をされたという経験はありませんか?
相手にけっして悪気はなくても質問によっては聞かれた側としては少し答えにくいときもありますよね。
ときにはモヤモヤした気持ちを抱えながらも、きちんと質問に答えなければいけない場面もあるでしょう。
いくつかの例を交えながら、妊活をしているときに聞かれることの多い質問に対して、どんなふうに答えたらいいのか一緒に考えてみましょう。
こんな質問に注意!
・「子どもはまだ?」
・「まだできないの?」
・「どんな治療をするの?」
・「二人目はつくらないの?」
妊活しているとこを知らずに「子どもはまだ?」
結婚して数年経つのに子どもがいないと、「子どもはまだ産まないの?」と聞いてくる人がいますよね。
自分たちの両親や友達などたまに会うとそのたびに聞かれて困っている、なんて人はいないでしょうか?
お決まりのようにされるその質問も、妊活している身にとってはちょっと辛いですよね。
妊活をしていることを伝えてしまえばそんな質問をされることもなくなるかもしれませんが、
夫婦ふたりだけの秘密にしたい人や信頼している人にだけ教えているという人もいるでしょう。
妊活していることをカミングアウトしても、その後も根掘り葉掘り聞かれるのが実際のところかもしれません。
回答方法
そんな質問をうまくかわすのに、いつかは子どもを授かりたいと思っているけど、
ある時期が来るまで子どもは持たないつもりだと伝えてみるのはいかがでしょうか。
「もう少し夫婦の時間を楽しみたいと思っている」
「いまの仕事が落ち着いたらでいいかな」
具体的にあと何年というふうに答えるのも相手を納得させられるでしょう。
ポイント 根掘り葉掘り聞かれたくない場合は「もう少しかな」「いまのお仕事次第かな」といった形で少し曖昧にして回答しましょう。
「まだできないの?」
妊活をカミングアウトしている場合、妊活に関していろいろな質問が投げかけられるでしょう。
通院のために会社に休日の相談をする必要がある、両親に早く孫が見たいと言われる、
などどうしても妊活していることを言わざるをえない状況もありますよね。
また、自分では妊活のストレスを抱えきれずに友人に相談にのってもらうこともあるでしょう。
とくに孫の誕生を待ちわびている両親からは「まだできないの?」なんて聞かれてしまうかもしれません。
妊活をしても子どもを授かることができるかどうか、いつできるかのタイミングは夫婦によって違います。
妊活しようと決めて基礎体温を測りはじめてすぐに自然妊娠できる人もいれば、
不妊治療を数年続けても授かれない人もおり、誰でも妊娠できるとは限らないのです。
回答方法
妊娠はいくつかのプロセスを経るものであり、そこに年齢や健康状態、生活習慣を加味すると、
妊娠までの道のりは本当に千差万別です。
しかし妊活や不妊治療の経験がない人にとっては治療をはじめればすぐに妊娠できるという考えがあるのかもしれません。
すでに子どもがいる人からしてみればなおさらでしょう。
いつ妊娠できるか分からないのは妊活や不妊治療をしている夫婦も一緒です。具体的なことは医者でさえ分からないのです。
「いい報告ができるように頑張ります」
「楽しみにしていてください」
そう伝えてその場を乗り切りましょう。
ポイント
具体的なことは誰にも分かりません。
でも冷たく回答すると人間関係にも影響するので
「いい報告が出来るようにします」程度で回答しましょう。
どんな治療をするの?
不妊の経験がない人にとって、不妊治療とは未知のものに映るのでしょう。
どのような治療を行うのか想像できないのかもしれません。
気持ちは分からなくもないですが、やはりできればあまり聞いてほしくない質問ですよね。
いざそんな質問をされたら、どうやって答えたらいいでしょうか?
相手は本当に知りたくてそんな質問をしてくるのかといえば、妊活や不妊治療を考えている人でない限り、
ほとんどが興味本位で聞いてくるのではないかと思います。
妊活は夫婦ふたりで行うものなので、夫婦のプライベートをのぞかかれるような不快感さえ感じます。
正直に答えたくないと言えたら気が楽でしょうが、相手によってはそうもいきませんよね。
相手が夫の両親だったら少し角が立ってしまうかもしれません。
回答方法
口に出しにくいのであれば、治療についてまとめられたサイトを一緒に見てもらうのはいかがでしょうか。
こういった治療をしています、と納得してもらうのと同時に理解を得られるはずです。
ポイント
ただの「野次馬」的な質問であれば、こういったサイトを見てます!とサラッと回答しましょう。
二人目不妊への質問
子どもがひとりいると、「二人目は作らないの?」と聞かれることがあるでしょう。
一人目を自然妊娠した人、一人目も不妊治療で授かった人それぞれいると思いますが、
子どもが一人いるからこそ重くプレッシャーとなる質問です。
回答方法
一人目が生まれたからといって、二人目がすぐにできるとも限りません。
産みたいといった話をすると「二人目っていうのはね~」と語りたがる方もいます。
「いまいる子ともう少しじっくり向き合いたい」
「自然の流れに任せている」
そう伝えましょう。
ポイント
二人目の質問は「おせっかいさん」からの質問が多いです。
自然に任せている、という形でサラッと流しましょう。
まとめ
妊活をしていることを夫婦だけの秘密にしている人も、周りの人に話している人もそれぞれ答えにくい質問をされた経験があるでしょう。
社会の一員である以上、どうしても避けようがないことなのかもしれません。
対策としては、事前に想定される質問に対する返答を考えておくのがベターです。
また、スルー力、聞き流す力も身に付けましょう。
どんな質問をされたとしてもあまり気にする必要はありません。
それよりもその場をうまく切り抜けて、互いの関係に影響が及ばないようにしましょう。