妊活の体験談

【体験談002】【人工授精・体外受精】40代目前で不妊治療を断念|諦めた頃に奇跡の自然妊娠!

体験談

今回は人工授精・体外受精を選択したものの挫折、諦めた頃に自然妊娠された30代後半の女性の体験談をご紹介いたします。

結婚したら子供は自然と出来ると思っていた

「結婚したら子供は自然と出来るもの」、「生理も周期的だし、昔から健康体だから、望めばすぐに出来るだろう」
結婚当初、このような考えで、まさか自分が子供を授からなくて苦労し、不妊治療まで行うなどとは、全く思ってもいませんでした。

当時を思い起こすと親にも友人にも悩みを相談出来ず、一人でその辛さを抱える日々でした。
今となっては、もっとこうすれば良かった、など友人や相談にも乗れるようになりましたが、人生において、とても辛い時期であったのを、思い出します。

女性の身体は、とてもデリケートで神秘的です。
身体的・精神的な負担になるのは、やはり女性側です。
まずはご夫婦で妊活について、期間や何回までなどよく話し合い、
お互いに思いやりを持って望めたら理想的ですね。

 

32歳で結婚、すぐに妊娠するもまさかの流産

さて、私の体験談ですが、現在夫婦共に40代後半です。
結婚したのは、私は32歳、夫は35歳でした。
夫は早く子供が欲しいと、私は自然に任せてもう少し先でもよいと、当初思っていました。
結婚したことで生活が変わり、自分自身が家事や料理、環境に慣れるのに一杯でした。
そして2カ月後には、妊娠。こんなにも早く妊娠するなんて、と嬉しさよりも
驚きと予想外という気持ちでした。

しかし、初期で出血。自分の身に何が起こっているのか理解できず、友達のママさんに
昼夜問わず相談をしましたが、やむなく自然流産となりました。

 

妊活法を徹底的に調査!2度目の妊娠に至るも再び流産

それから、雑誌や本、妊活サイト等を通して、流産は何が悪かったのか、今後どうすれば良いのかなど徹底的に調べて、自身で思いつくことを実行してゆきました。

最初は、基礎体温計を付ける、排卵日を予測する、唾液での排卵日チエック、
そこで主人と協力して、排卵日前後に性交する、それを数か月繰り返してみました。

また妊活によいとされるサプリ、葉酸や亜鉛などを積極的に摂取しました。
色々なことを手探りで試してみる感じでした。
また性交時、どんな体位が妊娠しやすいのか?を真剣に調べました。
私は、性交後、逆立ちをすればよいと読み、実行しました。
その結果、妊娠しました。この時は心から本当に嬉しかったです。
逆立ちという、努力が結びついたのか、偶然なのか、
それは不明ですが、とにかく嬉しく、今度こそは無事であることを祈る気持ちと、
出産予定日を想像して、あれこれ夢が膨らむ思いで過ごしていました。

しかし、そんな願いは叶わず、エコーで胎児を確認後、また出血。
結果、2度目の流産となりました。
この時、主人も別室で泣いていたのを、今でも鮮明に覚えています。

その当時、正社員で勤務しており、誰にも流産したことをまだ伝えておらず、
顔で笑って、心で泣く、という日々を過ごし、大変辛い時期でした。

 

赤ちゃんを産むことの意味を再認識する

この時ですね、生命の育み、赤ちゃんの誕生とは本当に奇跡であること。
私だけではなく、世の中の女性は、言わないだけで、同じ思い、もっと悲しい思いをして
いる方がいる、女性って強いな、母親は偉大で素晴らしい存在なんだと初めてわかり、
心から世の中の女性を尊敬する視点が生まれました。

幼少期から今まで自分の努力で何とかなってきたことが、どうしようもならないこと、
自分が直面して初めて、人生の挫折を味わいました。

 

旦那様の積極さに後押しされ不妊の原因調査へ

もうこんな辛い思いをするのは嫌だ、しばらくはゆっくり過ごしたいという私とは反対に、
主人は子作りに積極的姿勢でした。

二度の流産に至った原因を探るべく、すぐに不育症の検査を予約し、受診をしました。
検査の中では、何本もの血液を採取されました。

検査では、夫婦の遺伝子に異常はないのか?染色体レベルまで調べてもらいました。
結果は、染色体の異常はなし。
流産は偶発的なものと先生に診断され、その点では安心しました。
また、卵管造影のレントゲンも撮りました。
これは卵管に造影剤を入れ、卵管の通りの状況を診断する検査です。
私は、全く通りもよく正常と診断されました。

正常であるのに、いざ欲しい時には出来ない辛さ、
私より後に結婚した同僚が、次から次へとご懐妊となり、マタニティドレス姿が
目に入るのが本当に辛く、自分を責める気持ちで一杯でした。

 

高度不妊治療の病院へ 仕事との両立にストレスの日々

その後、婦人科で高度不妊治療の先生をご紹介頂き、治療へと進みます。
当時、私は34歳、主人は37歳から開始しました。
私は当初より高度治療への抵抗があり、躊躇していましたが、主人の積極さに
負かされて、治療の道へ進むことを決断しました。

職場に知られず、不妊治療をするという婦人科通いを考えただけでも、ストレスでした。
仕事を辞めるという意思は当時ありませんでした。
5年間程で、体外受精4回、人工授精3回行いました。
どうしても検査のための仕事の遅刻、採卵日の欠勤が生じることが、かなりのストレスでした。
人口・体外受精では、複数の卵の育成を計るために、ホルモン剤を一定期間
お腹に自己注射しなければならず、私の場合、むくみやめまいなども感じました。
やはり身体に負担が掛かります。

 

40歳目前で不妊治療を諦めることを選択、そして・・・

40歳を目前として、主人と話し合い、不妊治療は諦めることにしました。
その後しばらく何も考えず、仕事や旅行、節制していたお酒やコーヒーも楽しみ、
自分自身を充実させる時間へと、心が向かいました。

ところが、やがて何も意識していなかった時に、思わぬ自然妊娠が発覚
長男を無事出産し、現在に至ります。

 

さいごに

冒頭にもお伝えしましたが、女性の身体は本当に神秘的です。
私の場合は、結果自然妊娠で授かりましたが、
高度治療がきっかけで、赤ちゃんを授かる方も大勢いらっしゃいます。
時には治療が辛くなり、ご主人に当たりたくなること、多々あるかと思います。

ご夫婦が共に思いやりを持って、どんな結果になろうとも、運命を受け入れて
幸せなご家庭が築けますように願っております。

ももちゃん
みなさまの妊活がうまくいくことをお祈りしております。

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