妊活の体験談

【体験談005】27歳で妊活をするもの1年間不妊|精子運動率の低さを乗り越え28歳で無事に出産へ

不妊治療の体験談を紹介する画像

今回は27歳で妊活を開始された女性の体験談をご紹介いたします。

「若いのですぐに妊娠するだろう」と気軽に1年間妊活を続けるも妊娠せず。

ご両親が3年以上妊娠せず不妊治療に通ったという話を思い出し、自身も不妊治療の検査を実施。

そこでの検査結果は「精子の運動率が著しく低い(29%)」ということでした。

投薬、注射、亜鉛のサプリなど様々な取り組みをされた結果、無事に妊娠された体験談のご紹介となります。

プロフィール

名前:Kazumiさん(仮称)

妊活時の年齢:27歳

妊活期間:1年半(うち、不妊治療が約半年)

不妊の要素:夫の精子の運動率(29%)

不妊治療:投薬、注射(卵子を育てるため)、亜鉛系のサプリ/睾丸の冷却(夫:精子運動率改善のため)

治療費:数万円程度

 

はじめに

私は現在30歳の主婦です。34歳の夫と2歳の娘の3人家族ですが、私の娘は人工授精の末に出産した子供になります。不妊治療は一般的に、①タイミング方法②人工授精③体外受精④顕微受精の順番で行われ、③、④になると金銭的にも精神的にも負担がより重くなります。私は②の人工授精の段階で幸いにも妊娠に至ることができましたので、私よりも辛い不妊治療を経験された方はたくさんいらっしゃると思います。ですが、それでも私にとって、20代という若さで不妊治療に踏み切った経験は、大きな決断でありましたので、そのことを今回は体験談にまとめたいと思います。

妊娠しないまま1年経過…両親も不妊治療を経験しており不安に

まず、私が結婚したのは25歳、夫が28歳のときでした。今の時代、25歳で結婚するのはわりと若い方だと思いますので、1年以内には自然に子供ができるだろうと考えていました。しかし、避妊をしなくなってから半年が過ぎても妊娠には至りませんでした。そのタイミングで、自己流に妊活をしてみることにしました。まず、アプリで生理周期を記録して大体の排卵日を割り出し、排卵日付近で性交渉をするということに取り組みました。あとは、性交渉が終わっても、精子が流れ出ないようにしばらくは足を高くして横になっていたりということもしてみました。そのようなことをやってみても、結婚してから1年妊娠することはありませんでした。

1年を過ぎると、自分は不妊なんじゃないかという気持ちが湧いてきます。それに、私自身は1人っ子ですし、私の両親も結婚してから3年以上子供が出来ず、不妊外来に相談に行ったこともあったという話を過去に聞いていたため、私も子供が出来づらいのではないかと、ますます感じるようになりました。このような心当たりがあったことから、自分の中で早めに病院で検査をしてみた方が良いのではないかという結論に至りました。

そして、夫にそのことを相談してみると特に反対されることもなく、「やってみたいと思うなら、やってみようか」といった感じであったことから、すぐに病院で相談をして、検査を受けることになりました。

まさかの精子運動率が問題に

病院ではまず夫の検査は精子検査のみですが、私は何度も病院へと通い、血液検査やエコー検査、卵管造影検査、フーナーテストなど数多くの項目を2〜3ヶ月かけて行いました。検査の結果、1番の問題は夫の精子運動率が著しく低いことではないかという見解でした。WHOでは精子運動率が40%以下は男性不妊であると位置付けていますが、夫の精子運動率はまさかの29%でした。それまで、不妊の原因は女性の子宮や卵管の問題だろうと思っていたのに、原因は夫だったということを知って、私はかなり驚きました。

それからというもの、私はネットで調べて精子に良い食品を夕食に出したり、マカや亜鉛などといったサプリメントを飲んでもらったり、睾丸をできるだけ冷やすように、自宅ではパンツ一丁で過ごしてもらったり、冷水のシャワーを睾丸に当ててもらったり(笑)できることはなんでもしました。夫も嫌な顔をせずちゃんとやってくれたので、ありがたかったです。その結果、2〜3ヶ月程度で夫の精子運動率は50%近くまで改善しました。

それでも夫の精子運動率は良い方ではありませんから、お医者さんの方も「奥さんの年齢も若いですから、人工授精をやってみた方が早く妊娠できるかもしれません」ということでしたので、人工授精をやってみることにしました。

人工授精を決意

1回目は、まず卵子を良い状態へと育てるためのホルモン剤の薬や注射は一切無しで人工授精を行いました。人工授精の前日に排卵促進剤の注射を打って、いざ本番です。1回目はさすがに緊張して、足が震えました。でも、深呼吸を心がけて出来るだけ力を抜いた状態を保てば、痛くはありません。ただ、子宮に培養された精子が入った長い管が入りますので、違和感はあります。私は出来るだけ無心で居ることを考えていると、あっという間に終わりました。その後は15分ほど足を高くした姿勢を保って安静にしたら、施術は終了です。

しかし、1回目の人工授精では妊娠することが出来ませんでした。

続く2回目は、良い卵子を育てるために飲み薬を服用して挑みましたが、またも妊娠することができませんでした。

そして3回目は、飲み薬から注射に変えました。飲み薬よりも注射の方がより効果が強いからです。ただ、腰に打たれる注射はかなり痛く、1週間程度毎日病院に通い、この激痛に耐えなければいけないのがかなり苦痛でした。それに、私の場合はそこまで遠い病院ではありませんが、毎日病院に通うのも面倒です。ですから、今度もダメだったら1度不妊治療をお休みしようかなと思っていた矢先に、人工授精3回目で無事妊娠することが出来ました。私の場合には病院に通い始めて半年ちょっとの期間で妊娠できましたから、まだ良い方だったと思います。

その後赤ちゃんは無事育ってくれて、2018年28歳のときに出産しました。

さいごに

みなさんにお伝えしたいのは、不妊の原因は女性側だけではないということです。たまに夫から不妊治療の同意が得られず、奥さんだけが頑張って妊活をしているようなケースがありますが、もし男性不妊だったとしたら、それは無駄な努力だということになります。妊娠して出産した後も子育ては2人で行うものですから、是非妊活も夫婦で助け合い、励まし合いながら頑張ってほしいと思います!

ももちゃん
みなさまの妊活がうまくいくことをお祈りしております。

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