妊活の体験談

【体験談033】42歳からの妊活で3度の体外受精に挑戦。しかし妊娠は叶わず妊活を終了された体験談です。

体験談の画像33

今回は42歳で妊活を開始された方の体験談をご紹介いたします。

3度の移植で妊娠することができず、妊活を終了されてしまいました。ですが、よい病院やよいパートナーに恵まれ、妊活をしたことに後悔はないそうです。

ぜひ最後までお読みください。

プロフィール

名前:Saoriさん(仮称)

妊活時の年齢:42歳

妊活期間:約1年間

不妊の要因:卵管の水腫

不妊治療:体外受精

治療費:約150万円(助成金の詳細不明)

40代からの妊活

私の母が病気治療中のため、結婚当時は年齢のこともありましたが、子供の事は全く考えていませんでした。

母が亡くなって落ち着いてから、不妊治療を考え始めました。正直自分はさほど、子供を欲しいとは思っていなかったのですが、主人に血のつながった子供を抱かせたい気持ちで始めました。その為、一人目から不妊治療になりました。

不妊治療では評判のいい駅近くの病院を選びました。

元々、妊娠しにくいのではと自分で感じていたのと、年齢的に自然妊娠は難しいのではないかと思い決断しました。

初めから体外受精を選択

選択した治療は【体外受精】です。

検査をして医師からは、年齢的な事や確実に妊娠する可能性を考えると、体外受精がいいと勧められたからです。また、妊娠しなかった原因は、卵管に水腫があったのが一番の原因と説明を受けました。ただその水腫を切除することなく2回の移植をして最後の移植で水腫の切除出術を別の病院にて行いました。(腹腔鏡手術で4泊5日の入院でした)

ももちゃん
治療で大変だったことはありますか?

治療中の痛みはさほどありませんでしたが、検査が私には苦痛だったものがあります。卵管を検査するために行った、『卵管造影検査』です。

造影剤を入れて卵管が通っているかの検査でしたが、私の場合卵管が詰まっていたせいで、造影剤を入れた瞬間から激痛にみまわれ、あまりの痛さに貧血をおこし、30分ほどレントゲン室でそのまま休ませてもらいました。

その時は、「卵管造影検査をしたら卵管が通って妊娠しやすくなる」「陣痛なんてきっとこれ以上の痛みだから我慢」と思っていました。

ももちゃん
どのくらい治療をされましたか?

治療期間は42歳、秋ごろから約1年間です。体外受精は42歳からスタートしました。受精卵はとてもいい状態という話でした。着床率については詳しい説明はありませんでした。

ももちゃん
費用はどのくらいかかりましたか?また助成金などはありましたか?

費用は約150万程度だったかと思います。初回の採卵代は全額市からの助成金が出ましたが、それ以降の移植は助成金7万5千円でした。移植1回につき10万程度かかりますが、移植は3回行いました。

最後の移植が終わった時市に申請しましたが、年齢が43歳未満ではなかった為、助成金対象ではなく、申請書だけが戻ってきた時、何とも言えない気持ちになりました。

採卵や移植だけではなく、採卵するまでにたくさんの薬を服用して、自分でお腹に注射をして、移植する為に子宮内膜をふかふかにするために、サプリを飲んだりまた薬を服用しました。正直助成金だけでは賄い切れない治療費がかかりました。

3度の移植で妊娠せず治療を断念

3度の移植を行いましたが、結果妊娠することはできませんでした。

夫に問題はなかったので、私の卵管にあった水腫かと思い、最後の移植の前に水腫を切除する手術も行いましたが駄目でした。

選んだ病院は本当に親身になってくれて、暗くなりがちな内容なのに明るく接してくれたことは本当に助かりました。

今では、新規の患者さんをとれないぐらいの人気のある病院です。院長も副院長も看護師さんも本当に温かったです。悪かった点が思い当たらないぐらいです。

主人は本当に協力的で、主人の検査なども積極的に付き合ってくれました。私が落ち込んだ時も、結果駄目だった時も一度も温度差を感じたことはなかったです。本当に稀だと思います。ここまで理解しようとしてくれるパートナーに巡り合えた事は奇跡ですし、そんな主人だからこそ、子供を抱かせてやりたかった。それだけが心残りです。

最後の移植の結果、陰性だった時おいしいご飯を二人で食べて、私がずっと言っていた「猫を飼いたい」と言っていたのを覚えていてくれて、今では保護猫2匹の親になれました。

子供がいなくても幸せな夫婦はたくさんいると今は思えます。ただ、治療中はなんの慰めにもならなかったなぁと思います。

おわりに

子供が欲しくて頑張っている時は仕事もセーブして体にも気を遣い、ストレスをためないようにしていましたが、妊活が一番のストレスでもありました。

毎回数万円かかる治療費に間隔が麻痺して、他の病院へ行ってお会計した際に思わず「安っっ」と声に出てしまったほどです。

妊活中は体を温めること(白湯や甘酒を飲んでいました)を特に意識していました。食事は特に気にしていませんでしたが、葉酸サプリを飲用して飲み物をルイボスティーにしていました。移植後は時短勤務にしてもらいなるべく仕事のストレスを感じないように意識しました。

これから妊活に励む方や悩んでいる方の為にも、国はもっと助成するべきです。そして保険適用外の治療がほとんどの為、保険適用にするべきです。若くても妊娠できない方などは金銭面で悩んで悩んで治療をしない方向を選んでしまうと思います。しっかりとした後ろ盾を国が市が作るべきだと思います。

ももちゃん
これから不妊治療を行う方にアドバイスはありますか?

治療に踏み切った方、どんな結果であっても自分を責めないでもらいたいです。一番頑張っているのは治療を最前線で受けている方です。

そして、パートナーの方は口だけではなく、最前線で治療を受けている方の内面のサポートをして欲しいです。例えば、ちょっと奮発してレストランで食事するとか、ケーキを買っていくとか、そんな些細な事でも支えになるんです。

たくさん泣いた事も、一瞬でも着床した時の喜びもとてもいい経験ができたと思います。結果こそ出なかったのですが、自分にとっては良い経験でしかありません。そう思えるのは、主人のおかげだと思っています。

ももちゃん
みなさまの妊活がうまくいくことをお祈りしております。

 

 

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