妊活の体験談

【体験談039】25歳からの妊活!辛い治療に心が折れそう……でも、心身ともにリフレッシュしたら10ヶ月目に妊娠が発覚。

体験談の画像39

今回は25歳で妊活を開始された方の体験談をご紹介いたします。

ぜひ最後までお読みください。

プロフィール

名前:Yukaさん(仮称)

妊活時の年齢:25歳

妊活期間:約10ヶ月間(不妊治療お休み期間含め)

不妊の要因:不明

不妊治療:タイミング法(最終的に、自然妊娠で出産)

治療費:月1万円程度(合計額は不明)

10歳差夫婦の妊活

私たち夫婦は10歳差があり、私が当時25歳、夫は35歳でした。夫が比較的高齢ということもあり、すぐにでも子供を授かりたいと思っていました。入籍してからすぐ妊活しようと2人で話し合って決めたのです。

ももちゃん
どのような妊活を行ないましたか?

私たちが試した妊活は2つです。

・自己流のタイミング法

・産婦人科でのタイミング指導

自己流タイミング法ですぐに妊娠できる!と思っていたけど…

まず自己流でタイミングをとってみました。私は生理周期が安定していていたし、2人とも特に健康にトラブルもなく過ごしていたのですぐ妊娠できると思ったからです。夫とも相談し、無理をしないことをルールにして私が中心となりタイミング法を開始しました。

まずはインターネットや雑誌から情報収集。もともと生理周期をアプリで記録していましたが、それに加え基礎体温も測定するとタイミングが取りやすいと知り、婦人体温計を購入しました。

排卵前後になると体温は一度落ちてから上昇します。体温が上がると排卵したことになるので、排卵する直前にタイミングをとると妊娠する確率が上がるといわれています。私は毎朝同じ時間に体温を測り、アプリに記録していきました。そして体温が下がった朝は夫に「今日お願いします!」とメールを送り、その日の夜にタイミングをとっていました。

また、冷え性も妊活の敵だと聞いたので、冷たい飲み物をやめたり足を温める靴下を履いたりして体を冷やさないように心がけていました。

しかし、3か月たっても妊娠する気配がなかったので一度産婦人科に行ってみることにしました。もしかしたら私や主の体に何か問題があるのかもしれないと思ったからです。今考えるとたった3か月で次の行動に移すのは焦りすぎていました。

しかしすぐに妊娠するだろうと思っていた私は居てもたっても居られず、産婦人科の先生に相談しようと夫に提案しました。

産婦人科でのタイミング指導を始めよう

私は家から一番近い産婦人科を選びました。田舎なので選択肢が少なかったことと、移動は主に車だったので通いやすい病院がいいと考えたからです。特に評判も悪くなかったのであまり深く考えずまずは行ってみよう!と思い行動しました。

まず先生に体温とタイミングを記録したアプリを見せながら「妊娠したいが3か月タイミングをとってもできませんでした」と話しました。そして私は血液検査、超音波検査、卵管造影検査をし、夫は精液検査をすることになりました。

卵管造影検査は卵管に造影剤を流し、卵管の通りを調べるものです。卵管の通りが悪いと受精卵が子宮に移動できず着床することができません。私は妊活を通してこの検査が一番痛くて辛いものでした。

検査中は重い生理痛のような感じで我慢できましたが、検査後貧血のような症状が出てしばらく起き上がれませんでした。この検査から私は卵管が狭く、通りが悪いことがわかりました。個人差があるようで痛みをほとんど感じない人もいるようです。

この検査によって卵管の通りがよくなり妊娠する確率が上がることもあると先生がおっしゃっていたので、辛い思いはしましたが妊娠する希望の光が見えた気がしました。この検査は保険適用で約7,000円かかり、初めの検査の中では一番高額でした。

夫の精液検査は、産婦人科から渡されたプラスチックのケースに精液を入れて提出しすぐ検査してもらえるものです。夫自ら産婦人科に行くのは恥ずかしいかなと思ったので、朝採取したものを私が提出しに行きました。その日のうちに検査結果を教えてもらいましたが、精子の数や運動率に問題はなくじゅうぶん自然妊娠できる可能性はあると分かりました。夫に結果を伝えると「よかった」と安心していました。「自分に問題があったらどうしよう」と不安に思っていたようです。

2人とも無事に検査が終わり、タイミング指導が始まりました。自己流と違う点は、超音波検査で卵胞をチェックすることとHCG注射という排卵を促す注射を打つことです。

まず生理10日目くらいに産婦人科に行き、超音波検査で卵胞の大きさを見ます。卵胞の大きさが20ミリ前後になると排卵するので、じゅうぶんな大きさになったら尿検査をします。尿中LH検査といってこの検査で陽性がでたら排卵が近いということになります。私は卵胞が20ミリになっても尿検査では陽性にならないことが多かったので、排卵を促すHCG注射を打ってもらいました。この注射を打つと24~36時間後に排卵します。先生から「明日の夜タイミングをとって、明後日また来てね」と言われました。

その日に夫に連絡し、先生の指示通り次の日にタイミングをとりました。また次の日に産婦人科に行くとちゃんと排卵したかどうか超音波で検査してもらいます。排卵が確認できたら、デュファストンとい黄体ホルモンを補う薬を飲んで着床する確率を高くします。

このタイミング法をするために月に4~5回産婦人科に通いました。1回あたり2,000円ほどかかったので毎月約10,000円の出費でした。

当時の私の仕事はシフト制だったので平日の午前か午後に産婦人科に通うのはそれほど大変ではありませんでしたが、いつまで続けていくのか分からないこのタイミング法につかれてきていました。

毎月くる生理…辛すぎてもう限界!?

産婦人科でのタイミング法を5回、つまり5か月繰り返しましたが、妊娠には至りませんでした。

産婦人科での指導だけでなく、食べ物に気を使ったり運動するようにしたりと私なりに努力をしていました。しかし結果が出ずストレスがどんどん溜まっていきました。実際産婦人科に行くのは私ひとりだし私ばかりが必死になっている気がして、夫との間に気持ちの温度差を感じていました。

夫は毎月生理が来るたびに泣いて落ち込んでしまう私に対して「まだ1年も経ってないよ。大丈夫だよ。」とポジティブに励ましてくれましたが、「あなたは実際病院に行ってないし、毎月診察台に上がって検査をするのも痛い筋肉注射をするのも私。そんな前向きに考えられないよ!」と理不尽にやつ当たりしてしまいました。

今思うと夫もこれ以上ないくらい協力的で優しかったのですが、妊活はどうしても女性中心で痛い思いも恥ずかしい思いも女性がすることが多いのです。

ちょっと休憩、妊活に縛られず気楽にいこう

その後、「もういいや」と産婦人科に行くことをやめました。毎月通うのも疲れてきたし、夫婦生活も妊娠するための義務的なものになってしまったからです。

健康的な生活をやめ、我慢していたお酒を飲んだり友達と旅行に行ったりしてストレスを発散していました。夫が言うようにまだ妊活を初めて1年も経ってないし、妊娠することがすべてではないのだからもう少し気楽にいこうと考えるようになりました。

ストレスフリーな生活で、もう妊活のことを忘れかけていた頃に妊娠が発覚。入籍してから10か月がたったころでした。

妊娠検査薬で陽性が出たときは驚いてすぐに夫に報告しました。嬉しい気持ちもありましたが、妊娠について勉強していた私は子宮外妊娠や流産の危険もあることを知っていたのでまずは産婦人科に行くことにしました。無事に子宮内に着床していることがわかり夫にメールを送りました。

「赤ちゃん、ちゃんと子宮にいたよ!」心配していた夫もやっと喜んでくれて、帰宅後は抱き合って喜びました。妊婦生活もいろいろなことがあり(切迫流産や切迫早産)決して順調ではありませんでしたが、元気な長男を出産しました。

妊活は2人で手を取り合って。ストレスも大敵。

妊活は女性ひとりが頑張るものではありません。パートナーと手を取り合って前を向くことが大切です。私たちは毎日話し合って、自分が不安に思っていることやどうしてほしいかを伝えていました。

また、私たちは妊活を途中で休みましたが、これも結果的にはよかったのだと思います。あの頃は「妊娠しなくては」と自分を追い込みすぎて、ストレスもかなり溜まっていました。あのお休みの期間で私はプレッシャーから解放され、夫婦の仲も良好に保つことができたのだと感じています。

子どもが2人になった今、あの時妊活を頑張ってよかったなと思っています。自暴自棄になってしまった時もあったけれど今ではいい思い出です。そして夫は子煩悩な優しいパパになり、今でも私の育児の愚痴や不安を聞いて励ましてくれる最高のパートナーです。

ももちゃん
みなさまの妊活がうまくいくことをお祈りしております。

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