妊活あれこれ

20代で出産すべきなの?30代の女性に訪れる体と仕事環境の変化、出産のリスクをご紹介!

仕事と出産に悩むももちゃん

キャリアが落ち着いてからの妊娠や出産を視野に入れているという人は、だいたい何歳で子どもを持ちたいと考えていますか?

仕事を優先する人や自分の時間を楽しみたい人が結婚の時期を遅らせることで、初婚や第一子出産が30代以降になることはいまやめずらしくありません。

30代を迎えても体力や外見が20代とさほど変わらない人もたくさんいますよね。30代になったからといってすぐに体調に不安を感じることもないかと思います。

しかし、30代と20代ってあまり変わらないなと少しほっとする反面、妊娠・出産を考えると、その二つには大きな差があるのです。

とくに35歳以上はその違いも大きくなります。

ももちゃん
30代で今が大事な時期だし、まだまだお仕事優先したい気持ちもあるんですよね…

本記事では以下のポイントをご紹介いたします。

ポイント

・30代になると訪れる女性の体の変化

・30代になると増加する仕事面でのストレス

・30代で出産することによるリスク

 

最近の結婚と出産事情

さきにも述べましたが、わたしたちの社会は晩婚が当たり前の時代です。

価値観にもよりますが、仕事やプラベートを理由に結婚や出産を後回しにする人はけっして少なくありません。

厚生労働省の統計によると、2019年の女性の平均初婚年齢は29.6歳、一人目出産の平均年齢は30.7歳となっています。女性の社会進出に伴いその数字は年々少しずつ、しかし確実にあがってきています。

では、出産年齢が上昇するにつれて女性の体にはどんな影響があるのでしょうか?

 

30代に訪れる生殖機能の老化

一般的に妊娠に適した年齢は20代半ばから30代前半とされており、35歳以降は高齢出産と言われています。

ももちゃん
35歳なんてまだまだ若いのになぜ高齢出産なの?

と疑問に思うかもしれませんが、生殖機能の面から見ると20代半ばのピークを過ぎると35歳以上は妊娠の可能性が急激に下がり、出産にもリスクが伴うため高齢出産と定められているのです。具体的に体にどのような変化が表れるのでしょうか。

・卵子の老化

みなさんは卵子が老化することをご存知でしょうか?

卵子は排卵のたびに新しく作られるのではなく、女性が母親の体内で胎児として成長しているときに一生分の卵子が作られます。初潮を機に生理のたびに排卵され、卵子は一つずつ減っていくのです。

また、卵巣で排卵を待っている状態の卵子はどんどん老化していきます。人が歳をとるように卵子もまた歳をとっていくのです。不妊検査の一つとして卵巣に残っている卵子の数を調べるAMH検査(卵子予備能検査)という検査があり、卵子の残りの数がその後の治療の方向性を決める一つの指標となります。

・子宮の病気

卵子だけでなく、子宮も加齢によって病気をしやすくなります。

子宮内膜症や子宮筋腫などがおもな子宮の疾患です。またはそれらの病気にかかることにより子宮が老化することもあります。どちらも受精卵が着床しにくくなる原因となります。

・ホルモンの分泌減少

エストロゲンという女性ホルモンの分泌が排卵を促していますが、これも加齢により減少します。

ももちゃん
体の中は徐々に妊娠し辛くなっていくんですね…

マネジメント層になることによるストレス過多

30代といえば、会社では管理職を任されるようになるころですよね。

30代の人が妊娠を希望しないのは、まだ仕事を頑張りたい、キャリアを確立させてから子どもを持ちたいという考えからきています。仕事に没頭して中には職場で大きなストレスを感じながら働いている人も少なくないのではないでしょうか。

そのような過酷な労働によるストレスが不妊にも少なからず影響します。過剰なストレスにより生理が予定より遅れたり止まってしまったりして、知らず知らずに妊娠しにくい体になっているのです。

30代は20代と比べると社会的な地位も確立し、金銭的に余裕がある夫婦は多いでしょう。

その分保険の効かない不妊治療に回せるお金も多くなりますが、仕事を持ちながらの妊活や不妊治療は休みが取れない、上司の理解が得られないなどの理由でうまくいかないことも少なくはありません。会社で重要な役割を担う30代であるからこその悩みや葛藤がありながら治療に励むことになりますが、結果的に妊活と仕事が両立できずに退職を決意する人もいます。

ももちゃん
まだまだ不妊治療は社会から受け入れられていないですもんね…

35歳以上の妊娠で起こりうること

卵子の老化による染色体異常で受精卵が正常に発育しなかった結果、以下のようなことが起こる可能性が高くなります。

・流産、死産

母親の体内にいた期間が22週までが流産、22周以降は死産となります。卵巣内で出番がなく古くなってしまった卵子が精子と出会い受精卵になることができても、順調に育つことができずに流産や死産となってしまいます。

・障害を持った子が産まれる

受精卵が発育していく過程で染色体の異常により正常に発育せず、出産を迎えることができたとしてもなんらかの病気を持った子が産まれる可能性があります。

 

まとめ

まとめ

35歳を過ぎたからといって、妊娠できない、健康な子を産めないということではもちろんありません。しかしそういったリスクは35歳から急激に上昇するのです。

女性が生まれたときから年齢を重ねるのと同時に排卵を待っている卵子も歳を取り、卵巣内の卵子は減り続けます。卵子を新しく作ったり若返らせたりすることはできません。

結婚観や、子どもを持つ時期については人それぞれ考え方は違いますが、妊娠を希望しているのであれば、早ければ早いいほうがいいということは頭に置いておいた方がいいかもしれません。

ももちゃん
みなさまの妊活がうまくいくことをお祈りしております。

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