妊活の体験談

【体験談001】【人工授精】20代女性が人工授精を決意|注射を経て三回目の人工授精で妊娠!

人工授精について、聞いたことがあっても実際にどのような治療方法なのか、ご存じない方が多いのではないでしょうか。

今回は人工授精を実際に体験された20代後半の女性の体験談をご紹介いたします。

 

人工授精を選択するまで

私は、2015年7月に会社関係で知り合った中国人の男性と結婚しました。結婚当時は、私が25歳で旦那が28歳です。結婚後は会社を辞めて、旦那の住む中国・北京での暮らしがスタートしました。旦那との会話は日本語で行っていたため、移住した当初は中国語が全く分からず、日用品の買い物すらもままならない状況でした。なので、2016年3月までは学校に通い、中国語の勉強をしました。その結果、日常生活には支障無いレベルにまで上達し、日系企業でアルバイトも始めました。この頃から、夫婦生活と中国の生活に慣れたので、そろそろ子供が出来てもいいのになと思い始めます。

妊活を開始するも思い通りにいかない

まずはアプリを使って生理周期を記録し、排卵日付近で性交渉をするようにしてみました。このときにネットで調べて分かったのですが、排卵日当日よりも1〜2日前が1番妊娠しやすいそうです。しかも、排卵をした後だともう妊娠率が全然高くないということを知って、とてもビックリしました。それまでの知識だと排卵日の前後は妊娠しやすいと思っていましたが、それは間違った知識だったようです。

このような排卵直前を狙った性交渉を1年ほど続けましたが、妊娠には至りませんでした。まだ20代でありながら不妊なのでは!?と思ったのには、理由があります。それは私の両親も不妊気味だったからです。

両親も私を産んだのは結婚してから4年目のこと。不妊治療はせずとも妊娠に至ったそうですが、不妊外来を訪れ、一通りの検査はしたということを話していました。また、子供も2人か3人欲しかったけど、避妊せずとも妊娠は私を産んだときのたったの1度しかしませんでした。このような話を前々から聞いていたので、私も妊娠しずらい身体なんじゃないかな、とすぐに思いました。

ももちゃん
20代でも不妊の可能性は意識したほうがいいですね。

不妊治療を開始することを決意

不妊治療を開始しようと思った時期については、私も両親と同じく、結婚3〜4年目で30歳になる前には遅くても1人子供が欲しいと考えたからです。旦那にそのことを伝えると、特に反対をされることも無く、1度病院で相談してみようということになりました。

そして、2017年の夏頃、初めて不妊外来を受診しました。家の近くからバスで10分ほどの場所に総合病院があり、その中に不妊外来があったので、そこを訪れました。のちに人工受精となると、超音波検査で頻繁に病院に通わなくてはならないため、近くに病院があったことはラッキーでした。しかし、医師に相談するも、もちろん中国語なのでとても不安になりました。日常会話はわかっても医療用語となると、全く聞き取れません。

数多くの初期検査も、いつも旦那同伴でないと行けないため、仕事の都合をつけながら3ヶ月ほどかかってやっと一通りの検査が終わりました。その結果、特別大きな問題は無いけど、旦那の精子運動率が低いことが問題じゃないかという結論になりました。

不妊の原因は女性だけではないのです!不妊治療は男性側の協力も不可欠です。
ももちゃん

人工授精を決意

自然妊娠も不可能ではないけど、人工受精の方が早く妊娠出来るだろうということで、2017年冬頃から人工受精を開始します。その頃になると、病院通いにも慣れ、医師ともかなりの顔見知りになったので、1人で超音波検査や注射に通っていました。

1回目の人工受精前日に排卵促進剤を注射したのですが、副作用なのか、つわりのような胃のムカムカ感が凄くてかなり辛かったです。そして当日、8時頃病院へ行き、旦那に精子を採取してもらって11時頃人工受精を行うことになりました。

台の上に横になると緊張で足が震えます。そして、運動率の良い精子のみを抽出した液体が入った瓶には、旦那と私の名前が書いてあって、間違いがないか確認します。注入するのはいつもの医師だったので、ちょっと安心しました。

長い注射器で子宮の奥の方に精子が注入されていきます。なるべくリラックスして息をふーっと吐いていたので、痛みはありませんでした。台の上で10分ほど休んだら終わりです。

人工授精の結果を楽しみにするも妊娠せず

ネットでも人工受精後はいつも通りに生活して良いと書いてありましたが、動くと精子が下から出てきてしまうような気がしたので、出来るだけ安静にしてその日は過ごしました。その後は生理予定日まで、妊娠してるかな〜?と指折り数えて待っていましたが、結局妊娠していませんでした。ガッカリはしましたが、まだ1回目だししょうがないという気持ちでした。

ももちゃん
人工授精をすると妊娠への期待感が高まるけど、必ず妊娠するわけではないんですね

二回目、三回目の人工授精に挑戦

次の周期ですぐ2回目を始めました。2回目は良い卵子を育てるために、内服薬を飲みました。この薬は特に副作用も無かったので、苦にはなりませんでした。人工受精当日も、もう2回目なので緊張することなく臨むことが出来ました。しかし、2回目も妊娠には至りません。

そして3回目は内服薬に加えて、注射も行いました。薬よりも注射の方が良い卵子を育てるのに、より強い効果を発揮するとのことです。初めて腰に注射をしたのですが、腕にされるのの比にならないほど痛いです。しかもこれが2日おきに6回ほど続きます。今までに無いほど頻繁に病院に通うのも大変だし、右と左の腰に交互に注射されるので、腰には注射の痕だらけになりました。

これで妊娠しなかったら、不妊治療を一旦中断しようかなと考えました。しかも、人工受精で妊娠する人は6回まででほとんど妊娠すると聞いているので、それを考えるともう半分です。人工受精で妊娠しなかったらどうしよう、体外受精は怖いし、費用が高額だから嫌だなぁと思っていました。そんなプレッシャーがかかる中、3回目の人工受精が終わりました。

 

人工授精で待望の妊娠

そして、生理予定日の頃、いつものようにアルバイトを終えて電車で帰宅途中、猛烈に気持ちが悪くなりました。

これは絶対妊娠した!と確信が持てました。帰宅して、妊娠検査薬を使ってみると、すぐに赤い線が出ました。

旦那や両親にもすぐに電話で知らせると、とても喜んでくれました。

その後は中国で検診を続け、妊娠8ヶ月で日本の実家に来て、日本で出産しました。

母子共に健康な女の子で、今1歳10ヶ月まで成長しています。

ももちゃん
無事にご出産、ご成長おめでとうございます!

まとめ

今回は中国で人工授精を体験された20代女性のエピソードをご紹介いたしました。

記事にありますように「不妊の原因は女性だけにある」とは限りません。卵子と精子、どちらにも不妊の原因は付きまとうのです。

旦那様と協力して立ち向かって、原因の分析を適切な治療の選択をする必要があります。

 

また、人工授精をすると必ず妊娠するわけではありません。記事にあるように2回、3回と実施しないと妊娠しないケースは多数あります。

人工授精をしても妊娠しないと不安がますます蓄積するかと思います。特に「必ず妊娠するものだ」と思い込んでしまうと、妊娠しなかった場合の落胆が多くなってしまいます。

人工授精は不妊治療の一つであるが、必ず妊娠するものではないという点は頭の片隅に入れておきましょう。

ももちゃん
皆様の妊活がうまくいくことをお祈りしております。

-妊活の体験談
-, , , ,

© 2024 みんかつ