今回は20代後半で妊活を開始された方の体験談をご紹介いたします。
はじめは自宅でできる妊活方法を試されていましたが、黄体機能不全がわかり、現在は病院での不妊治療に前向きに取り組まれているそうです。
誰でも自宅でできる妊活テクニックや、妊活に便利なアイテムなど多数紹介されていますので、ぜひ最後までお読みください。
プロフィール
名前:Nanamiさん(仮称)
妊活時の年齢:20代後半
妊活期間:不妊治療継続中
不妊の要因:黄体機能不全
不妊治療:不明
治療費:不明
結婚2年目で妊活を開始
結婚2年目からの妊活我が家が第一子の妊活を開始したのは、夫が30代半ば、私が20代後半の頃でした。
結婚式や新婚旅行、仕事の都合などもありずっと避妊していたため、妊活開始時には結婚からすでに1年が経過していました。
妊活に取り入れたテクニック
基礎体温を測る
妊活をするにあたって、まず一番に始めたのは基礎体温の測定でした。
自分がきちんと正常に排卵しているかどうかが知りたかったからです。
いくら夫に協力してもらったところで、そもそも排卵がなければ意味がありません。
私は妊活中にいくつか産婦人科にかかったことがありますが、どこの産婦人科に行っても、まずは基礎体温を測って記録するようにと言われます。基礎体温のリズムから自分の妊娠しやすい時期が分かりますし、ホルモン分泌の異常や無排卵などを産婦人科医が診断する材料にもなります。
健康な女性の場合、低温期と高温期はそれぞれ14日間前後ずつあります。しかし私はそれよりも短い10日未満しか高温期がなく、そのせいで妊娠しにくいのではないかと予測がついたので、途中早めに不妊治療に踏み切ることができました。
おりものの状態を観察する
排卵前のおりものは普段と様子が明らかに違います。
おりものって普段はベタベタしていることがほとんどなのですが、一般的に排卵期のおりものは粘度が高くなり量も増えます。私の場合は排卵前になると卵の白身のようなよく伸びるおりものに変わります。
基礎体温でもある程度は排卵期が予測可能ですが、おりものの変化も見た方がより正確にタイミングがとれました。
実際、後に産婦人科で排卵のタイミングを診てもらうと、おりものが変化する頃がちょうど排卵前の妊娠しやすい時期だと確認できました。
フライング妊娠検査
こちらはネット上で知って取り入れたテクニックで、早期から妊娠検査薬を使って妊娠できたかを確認するというものです。
通常、妊娠検査薬を使うタイミングは生理予定日から14日後以降ですが、それよりも早くに検査を行います。
受精卵が子宮に着床するのは受精から約1週間後で、その時から妊娠ホルモンが出始めるので、早ければ排卵から8日目あたりにはうっすら反応が出るはずなのです。この8日目あたりから毎朝検査をして、徐々に反応が濃くなってくれば妊娠の可能性大、というわけです。
妊娠反応が出てもそのまま化学的流産で終わってしまうことは珍しくないので、かえってストレスになるという意見もありますが、私はまず受精・着床にまでたどり着けているかが知りたかったので取り入れました。
私の場合は黄体機能不全のため高温期が短く、着床はできても生理が起こってしまい妊娠が維持できない体質でした。そのことに早い段階で気付くことができたので、フライング検査は取り入れて本当に良かったと思っています。
妊活に取り入れたアイテム
婦人用体温計
基礎体温では通常よりも微細な変化を記録する必要があり、0.01度単位まで細かく測らなければいけません。
普通の体温計は0.1度単位までしか測れないので、必ず婦人用体温計を使用します。
私はドラッグストアで婦人用体温計を購入し、体温測定に使っていました。
基礎体温表
私はインターネット上で生理周期が管理できるサイトを利用していました。
体温を入力すると自動的に折れ線グラフに変換してくれるので手間がかからず便利でした。
毎日の体温や体調を記録し折れ線グラフにして見ると、低温期、排卵期、高温期がよく分かります。体温表をプリントアウトすることもできたので、後に産婦人科を受診する時に役に立ちました。
病院によっては、ブック型の基礎体温表を用意するよう指定されることもあります。
海外製の妊娠検査薬
フライング検査を妊活に取り入れた私は、海外製の妊娠検査薬を大量に購入して惜しみなく使っていました。
日本製の検査薬は価格が高いので、何日にも渡って検査を続けるにはちょっともったいないんですよね…。もちろん、お金に余裕のある人はドラッグストアーで買える日本製のもので良いと思います。
海外製であっても検査の精度には特に問題はないように感じました。
残念な結果であっても次につなげる
私は体質的に黄体機能不全だったため、残念ながら通常の妊活では妊娠に至りませんでした。
でも着床できているらしいことは確認できていましたし、不妊の原因も予想がついていたので、病院で不妊治療を受けようという決意までがスムーズでした。
夫にもとり貯めた記録を見せながら状況を説明したので、夫婦とも納得の上ですぐ不妊治療に進むことができました。
まとめ
妊活の基本的な道具はドラッグストアーやネットですぐに手に入るので、産婦人科に行かなくても簡単に始められます。
これから妊娠を希望する人は、悩んで立ち止まるよりもまず簡単なことから始めてみてはいかがでしょうか。なかなか妊娠できなかったとしても、自分の体と向き合うことで問題点が明確になり、次のステップへの良い道しるべとなってくれます。