妊活の体験談

【体験談023】30代後半で結婚、その後すぐに妊活を開始!さまざまな治療を積極的に受けた後に自然妊娠で無事出産された体験談です。

体験談の画像23

今回は37歳で妊活を開始された方の体験談をご紹介いたします。

結婚直後から積極的に不妊治療を開始され、体外受精は失敗したものの、自然妊娠で男の子を出産されたそうです。

時系列で治療のプロセスを説明されていますので、ぜひ最後までお読みください。

プロフィール

名前:Narumiさん(仮称)

妊活時の年齢:37歳

妊活期間:約6か月

不妊の要因:精子の運動率が低い

不妊治療:人工受精、体外受精

治療費:100万円以上

不妊治療を始めるまで

私たち夫婦は現在、ともに41歳です。不妊治療を始めたのは37歳の時でした。これから私たちの不妊治療体験と妊娠に至るまでを時系列でお話ししたいと思います。

【2016年10月】プロポーズを受ける

37歳の時、プロポーズを受けます(夫も同い年です)。

お互い兄弟が多い家庭で育ったこともあり、交際中に語り合っていた「理想の家族像」でも、子どもがいることが大前提という感じでした。ただ、私は学生時代の無理なダイエットがたたって生理が止まってしまった経験があり、自分は妊娠しにくい体なのではないかという不安を密かに抱いていました。

年齢的なこともあり、自然妊娠をのんびり期待するより、近道があるならそちらを選びたいということで、プロポーズを受けた直後から不妊治療に向けて動き始めることにしました。

【2016年12月】専門クリニックを受信

初めて不妊治療専門のクリニックを受診します。幸い、夫も治療に関しては非常に協力的で助かりました(今振り返ると、夫は不妊治療から妊娠、出産までのほぼすべての通院に付き添ってくれました)。

この時点で私たちはまだ入籍を済ませていなかったのですが、夫婦でなければ人工授精などの治療は行えないという話でした(そもそも入籍前からクリニックに来る人の方が珍しいらしく、担当医もやや驚いていました)。

そこで、まずは基本的なところで、子宮や卵巣の状態を調べたり、基礎体温をつけたり、葉酸のサプリを飲み始めたりといったことから始めました。

【2017年2月】不妊治療を開始

入籍を済ませて晴れて夫婦となり、より専門的な治療を求めて、都内でも有名なクリニックの門を叩きます。ここでも初めにいろいろな検査を受けましたが、私の方は特に異常は認められませんでした。

一方、夫が受けた精液検査で、精子の運動率が悪いという結果が出ます。おそらくこれが不妊の一因ではないかということで、人工授精を勧められました。

人工受精から体外受精へステップアップ

【2017年3月・4月】2度の人工受精

人工授精を2度にわたって受けます。しかし結果は出ませんでした。

通常は、人工授精を5~6回試してもだめなら体外受精に進むようなのですが、私たち夫婦は一日も早く結果を出したいという思いが強かったので、早くも次のステップ(体外受精)に進むことを決意します。

【2017年5月】採卵を行う

体外受精に向けて採卵をします。採卵数は9個で、そのうち5個が受精卵になりました。一番状態が良かったものを体内に戻すことにし、残り4個のうち2個を凍結保存することに決めます。

夫との話合いで、この3個の受精卵を戻しても妊娠しなかったら、治療は終わりにしようと決めていました。ここまでの過程ですでに100万円以上の治療費がかかっており、経済的なことが一番大きかったと思います。

また徐々に、夫婦ふたりでも、それはそれで楽しんで暮らせるのではないかという思いも芽生え始めていました。ただ、それは妊娠した今だから言えることで、もしあのまま妊娠できていなかったら、すっきり諦めきれていたかどうかは分からないというのが正直なところです。

【2017年6月】体外受精は失敗

受精卵の胚移植を受けます。勝手に期待値が上がっていたので、妊娠に至らなかったと知った時は大きなショックを受けました。担当医からも、あまり連続してやるのも子宮に負担がかかるから、ひと月休んではどうかと言われ、治療を休むことにしました。それまで週末のたびに通院しなければならず、遠出もできなかったので、この期間を利用して国内旅行に出かけるなど気分転換をして楽しみました。

まさかの自然妊娠で出産

【2017年7月】妊娠が発覚

生理の遅れから、妊娠が発覚します。まさかの自然妊娠でした。

いろいろな人のブログで、不妊治療を辞めた途端に妊娠したという話を読む機会がありましたが、まさか自分が、という信じられない気持ちでした。妊娠の確定診断をしてもらいにクリニックを受診しましたが、担当医も「まれにこういうことがあるんです」とおっしゃっていました。

体外受精に向けてホルモンバランスなど母体の子宮環境を整えていったのが、結果的に自然妊娠につながったのかもしれないというお話でした。

【2018年3月】男の子を出産

無事に長男を出産します。不妊治療をする過程で、様々なネット情報を読み漁り、流産や死産、胎児の障害など無駄にいろいろな知識(特にマイナス方向の)が増えてしまっていたので、妊娠中も片時も心が休まることがなく、常に不安でいっぱいでした。今思うと、そんな情報に振り回されずに、もう少し心にゆとりをもってマタニティ生活を楽しめばよかったと後悔しています。

【2018年5月】不妊治療を終了

凍結保存していた受精卵について、保存期間を延長するかどうかを聞かれます(1年ごとの更新で、私の通院していたクリニックでは1個につき5万円の費用がかかると言われました)。

この時、夫と2人目について話し合いましたが、経済的なこと、そして自分たちの年齢的なこともあり、今いる息子に全力を注いでいこうということで、受精卵は2つとも破棄することにしました。

おわりに

以上が、私たち夫婦の不妊治療体験です。結果的に、治療の成果ではなく自然妊娠という形になりましたが、治療をしていなければおそらく自然妊娠する確率ももっと低かったと思うので、早め早めの行動で治療に踏み切ったことに後悔はありません。

妊娠は本当に奇跡です。不妊治療の過程で様々な情報に触れ、実際に自分の体で経験してみて、心の底からそう思います。そうやって命の尊さに改めて気づくことができたことが、不妊治療を経験した最大の成果だったかもしれません。

ももちゃん
みなさまの妊活がうまくいくことをお祈りしております。

 

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