妊活の体験談

【体験談038】無月経に悩む27歳の女性の体験談です。半年の無月経治療の後の妊活で自然妊娠に成功されました。

体験談の画像38

今回は27歳で妊活を開始された方の体験談をご紹介いたします。

結婚前から無月経が続いており、妊娠を目指して無月経の治療に取り組まれました。半年の治療で無月経は無事に改善され、自然妊娠にも成功されています。

ぜひ最後までお読みください。

プロフィール

名前:Aoiさん(仮称)

妊活時の年齢:27歳

妊活期間:不明

不妊の要因:無月経

不妊治療:カウフマン療法

治療費:不明

心理的・身体的ストレスによる無月経

結婚、妊娠を考え始めたのは26歳のとき、今の主人と結婚を前提にお付き合いを始めたときからでした。

その1年ほど前くらい、長く付き合っていた彼と別れ自分に自信がなくなり、無理なダイエットを始めてしまい、標準体重より10キロほど急激に下回っていました。それと同時期に東日本大震災が起こり、当時一人暮らしをしていた私は不安が大きく、ストレスを感じていました。

その2つが大きな原因となったのか…今まで一度も周期が乱れたことがない生理が全く来なくなってしまいました。

大変、と思いながらも正直そのことをあまり重大に考える余裕がなく1年ほど過ぎました。そんな時主人と出会い、結婚を意識し始めました。

元々子供が欲しかったので、このままではいけない、無月経を治療しなくては、とやっと婦人科の病院へいくことにしました。

治療を始める前、彼に私が無月経になってしまっていることを伝えました。彼は長男であったし、日ごろから子供が欲しい、とよく言っていたのです。「あ、そうなんだー、大丈夫大丈夫。」と彼はかなり楽観的…私は真剣に「もしかしたら私子供産めないかもよ、それでもいいか考えておいてね。」と結構念押ししたのを覚えています。

彼は、まぁそのうち出来るよ、という考えでしたが、私にとっては重い問題だったので少しイライラしてしまいました。

カウフマン療法を開始

いざ治療へ…採血と内診後、問診へ。採血結果、黄体ホルモンがすごく低く、排卵は全くしていない、だから無月経なのだ、と伝えられました。

結婚予定があることを伝えると、「すぐ妊娠を希望するなら排卵誘発剤を使う?ただ多胎妊娠の可能性はあるよ。」と提案されました。

まだ入籍はしていなかったため、他に自然に妊娠できる可能性がある方法はないか、と聞いたところ「カウフマン療法」をまず行うことになりました。

ももちゃん
カウフマン療法とはどんなことをするのですか?

低用量ピルを使って、低温期よりエストロゲンを、高温期よりプロゲステロンを補充して、排卵はなくとも生理のみを起こす治療です。排卵はなく生理を起こすだけなので、無排卵月経です。この治療をしている限りは妊娠することはありません。カウフマン療法を数か月続けてみて、治療をやめてもそのまま自然に生理が戻るように促す、という治療でした。

今すぐ妊娠したい!というわけではありませんでしたが、数か月~半年以上は確実にかかるようだったので、少し不安になりながら、お礼を言って席を立つ私。帰り際、先生は私に、「大丈夫、内診で卵は見えてたから、今は排卵してなくでも絶対妊娠できるよ」。そう励ましてくれました。希望が見えたのと同時に、内診のエコーで排卵していなくても卵って見えるんだ!と驚いた気持ちなったのを覚えています。

エストロゲンの薬を服用

その日からさっそくエストロゲンの薬を内服。いわゆる低温期の状態になるのですが、特に心身ともに大きな変化はありませんでした。

無月経になる前に基礎体温を測ったことがないのですが、治療を開始する数か月前から基礎体温をつけていました。やはり低温期、高温期とわかるようなグラフにはならず、高温期に全くならないずっと低温期といった感じでした。手足も常に冷たく、「手が凍っているみたい」と主人にもよく言われていました。

無月経になる前は、生理前の体の不調はあったので、以前はきちんと二相性の体温になっていたんだと思います。エストロゲンの薬の内服については、自覚するような副作用はありませんでした。

プロゲステロンの薬を服用

14日分ほど内服した後、次にプロゲステロンの薬の内服を開始しました。いわゆる高温期の薬です。

私は基礎体温が高温期にならないので、この薬が重要でした。黄体ホルモンを活性化するにはこのプロゲステロンの効果は自力で起きなければなりません。

内服1日目は特に大きな変化は見られませんでした。ですが2~3日後、身体の浮腫みと嘔気が襲ってきました。

浮腫みは1日中あり、嘔気に関しては何となく常に気持ち悪いなー…という感じで、動けないほどではありません。職場にも出勤し、通常通り業務をこなしていましたが、突然激しい嘔気が!トイレへ走り嘔吐しました。嘔吐した後は、気分が少し落ち着きましたが、浮腫みと嘔気に関しては、プロゲステロンの薬を内服している間感じました。

目立つ副作用としてはこの2つでした。あとは浮腫みからくる身体の怠さ、気分が落ち込みやすい、やる気が出ないというものも感じました。以前から高温期の時に感じていたような、いわゆるPMS症状のようなものです。嘔気に関しては、以前は感じたことがなかったので、確実に副作用だと思います。

少し辛いながらも仕事を休むほどではなく、それも14日分ほど飲み終えると、その2日後くらいに生理がきました。1年以上ぶりの生理!薬を使用したといっても、生理がちゃんと来たことにすごく安堵したのを覚えています。

治療の成果

カウフマン療法で生理を起こす治療を半年ほど続けました。

それと体重減少したいたことに関しては、3食しっかりと食べることを心掛け、特に炭水化物を抜いて痩せようと無理をしていたので、偏った食事はしないよう心掛けました。

今思うと、食事を抜いて痩せようとすると骨々しくなって老けて見えるんですよね…なぜそんな痩せようとしていたのか。まぁ痩せたい気持ちは今もありますが、やはり健康的ではありませんでした。

内服を中止して1か月が過ぎましたが、内服中のように30日周期では生理は来ませんでした。やっぱり自力では生理来ないのかな…とても不安でした。

さらに待つこと半月。自力で生理がきたのです!とても嬉しかったです!その後は周期は少し乱れていましたが、40~45日前後での周期でほぼ毎月生理が来るようになりました。

カウフマン療法は私には効果がありました。

治療にかかる費用

費用は月1回の通院毎に1500~2000円程で、保険適応ではありましたが、助成金や補助金などはありませんでした。

治療後に無事妊娠!

無事に生理が来るようになってから、入籍もし、いつでも妊娠してもいい状況になりました。

しかし生理がもう少し安定してから…と思い、生理が再開してから葉酸サプリを毎日のみ、基礎体温も図り続けました。

生理周期が35日くらいになったとき、いざ本番!基礎体温を測ってはいましたが、そこはあまり意識せず、お互いの気持ちに任せるようにしていました。主人にも体温のことやタイミングなどは全く話さなかったので、全然主人は意識してなかったと思います。

その数か月後に無事妊娠しました。私は安堵と喜びでいっぱいでした。

主人は「ね、だから出来るって言ったでしょ?そんなに心配しなくでも。」なんて呑気なことを言って喜んでいましたが。私のほうは色々気にしていましたが、かえって男性のほうは意識しないほうがうまくいくのかもしれません。主人の言うように、意識しすぎないほうが精神的ストレスもなく、夫婦関係も安定するかなと思いました。

その後無事に第一子を出産し、今では第三子までいます。

おわりに

当時、無月経と無関係と思っていた私も、心身のストレスで無月経になりました。女性に限ったことではありませんが、人間の身体はとても繊細に出来ているんだと実感した出来事です。

妊娠を希望する皆様も、まずは心身の健康を第一にお過ごしいただけるといいなと思います。

ももちゃん
みなさまの妊活がうまくいくことをお祈りしております。

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