妊活の体験談

【体験談062】20代で二人目不妊になり治療を開始。ストレスばかりの治療生活を乗り越えて、自然妊娠に成功した体験談をご紹介

体験談の画像62

今回は20代で妊活を開始された方の体験談をご紹介いたします。

第一子を出産してから1年後、第二子の妊活を始めましたがなかなか妊娠できず、不妊治療を始められました。特に原因となる病気などはなく、タイミング法や人工授精にチャレンジされましたが、妊娠しないままストレスばかりが重なっていったそうです。そこで一旦治療を止めることを決めた翌月、自然妊娠をすることができました。

ぜひ最後までお読みください。

プロフィール

名前:Rinaさん(仮称)

妊活時の年齢:20代

妊活期間:不明

不妊の要因:特になし

不妊治療:タイミング法、人工授精

治療費:不明

二人目不妊で治療を開始

私(29) 主人(34)結婚6年目の夫婦です。結婚1年目に子ども(5)を授かりました。

一人目は、欲しいなーっと思い始めてから半年後に授かりました。その頃は私は保育士をしてました。

出産を機会に退職し子育て中心の専業主婦になり、子どもが好きなのもあって、我が子が1歳になった頃にはもう1人欲しいなーと思い始めました。夫婦で避妊するのはやめて自然に授かるの待つことにしました。

それから3ヶ月後に、少し月経が遅れ妊娠検査薬をした所、うっすら陽性反応があり、早く確認したいのもありすぐに産婦人科に行きました。しかし、診てもらってすぐにお医者さんから、「確かに陽性反応があり、小さいながらも胎嚢がありますが、形があんまり良くないね。もう少ししたら出血があるかも」との事で、その日の夜のうちに出血し、お医者さんからは化学流産だと言われました。

その時はもちろん辛かったですが、一瞬でも妊娠した事でこの時はまたすぐに妊娠できるだろうと思っていました。しかし、それから1年たっても妊娠する事が出来ず、夫婦で話し合い不妊治療に通う事にしました。

私の友達に、不妊治療ですぐに子どもを授かれた人がいて、その人に教えてもらい、産婦人科と不妊治療科が揃った病院に受診する事にしました。

まず、私の検査を全て受けました。子宮頸がんや性病、血液検査、卵管造影検査など全部で4~5万費用がかかりました。卵管造影検査を受けると卵管が通りやすくなり半年間ゴールデン期間(妊娠をしやすい期間)だと言われました。この検査はネットで調べても人によっては痛いと書いてあり、怖がりながら検査を受けました。結果ものすごく痛く、呻き声をあげたのを覚えています。

検査の結果は異常なかったけれど……

全ての検査結果は異常なし。次は主人の精子の検査を受ける事になりました。

紙コップと袋を渡されて、病院の受付が8時半から開くので2時間以内に取った精子を受付に持って来て下さいと言われました。

主人は、初めから不妊治療にすごい積極的でした。自分が一人っ子なのもあり、我が子には兄弟を作ってあげたいと強い思いがあり、私よりも子どもが欲しい気持ちが強かったと思います。快く検査を受ける事に承諾してくれて、検査当日を迎えました。

検査に出して2時間後に検査結果が出るとの事で一旦家に帰り待ち、2時間後に受診し検査結果は特に異常なしで安堵しました。

そこから、本格的な治療が始まりました。私達に問題ない事が分かったのでとりあえずタイミング法で進めていく事にしました。

そこの病院は、初めからクロミッドと筋肉注射で排卵を促す治療法でした。タイミング法でかかった費用は月5000円から7000円程度で、他の病院に比べても安い方だったと思います。ちなみに私達は、お互いに異常なしだったので補助金はでなかったです。

タイミング法を3回挑戦したのちに人工授精を進められ挑戦する事にしました。

その日の朝2時間以内に取った精子を病院に持っていき、検査と洗浄で2時間かかるので一旦家に帰り再度受診に行きました。精子の中から元気なのを選別し、なおかつ洗浄したのを子宮に直接入れてもらいました。特に痛みとかもなく、人工授精1回に対して治療費は1万円でした。

こちらも3回挑戦しましたが妊娠せず。しかも、毎回精子の検査を受けてるのですが、毎回元気な精子が減っていき、子宮に入れられるのが少なくなってしまいました。お医者さんいわく、主人が不妊治療に対してストレスを感じてるのではないかな。とのことでした。

タイミング法に切り替えてなるべく自然な形で進めるか、体外受精に切り替えるか選択を迫られましたが、私自身半年間ほぼ毎週のように病院に通うのも疲れましたし、主人も疲れてるのだろうと思い治療を休憩する事にしました。半年程度治療を休もうと思っていましたが、気づけば1年たっていました。

不妊治療専門病院へ転院して治療を再開

私自身、子どもは凄く欲しかったですが、治療を受けてる中でお金を払ってるのだから早く妊娠しないとって変なプレッシャーを感じていたり、毎月月経が来る度に泣きたくなるほどのショックが本当に辛かったのです。

しかし、主人はもう一回だけ頑張ってみよう!もし、それで無理なら次はお金貯めて、体外受精に挑戦しよう!って何度も声を掛けてくれていました。

その頃ちょうどコロナが流行しだして給付金が入る事になり、そのお金で出来るだけのタイミング法と人工授精に再度挑戦する事になりました。

前回通ってた病院は家から車で5分程度の近くにある病院でこの辺では凄く人気のある病院だったのですが、幼稚園のママ友にもう少し離れた所だけど不妊治療専門の病院で有名な所があるよと教えてもらいすぐに行くことにしました。

いざ通ってみると、お医者さんは凄く話しやすく今までの治療をガラッと変える事になりました。今までは、排卵させる為に薬を飲み、注射を打っていましたが、そこのお医者さんいわく、その治療は確かに確実に排卵日を決める事はできるけど、その分リスクもあり、余計に妊娠出来にくくなる人もいるって事を教えてくれました。

私は一人目を産んでることもあり、生理も特に不順ではなかったので薬なしで排卵を待ちタイミングをとる事にしました。

ももちゃん
どうして排卵させる薬を飲むと、妊娠しづらくなるのですか?

お医者さんに言われのは、クロミッドを使うと妊娠する為に必要な子宮の膜が薄くなると言われました。私みたいに一度妊娠してて、なおかつ自然に排卵できる人には薬を進める事はないみたいです。結果的にも、自然妊娠出来たのでクロミッドなど使用する必要はなかったと思います。

ももちゃん
治療内容以外にも何か変わったことはありましたか?

1つ目の病院と違う所がもう1つありました。

1つ目の病院は受付が妊婦さんと不妊治療に通う私たちと同じだったのですが、それがまた苦痛で。正直、なんで見るからに私より歳上の人が妊娠して、私が妊娠できないの?など酷い言葉が何度も頭に浮かびました。そのたびに、そんな事を考えてしまう自分がすごく嫌で辛かったです。

その点、2つ目の病院は不妊治療専門だったので妊婦さんに会う事はなく、自分の中の小さなストレスが無くなってることに気づきました。

不妊治療を中止した翌日になんと妊娠!

それからタイミングを5回挑戦しましたが妊娠できず、年末になりました。

私たち夫婦は次の年に家を建てる事が決まっていて、お金を貯めてる時期なのもあったし、コロナも全く終息しない事で今妊娠しても不安があるよねって事で、年末で不妊治療を諦める事にしました。

その時は、家を建てて落ち着いたらお金を貯めて体外受精を受けようと夫婦で決めていたし、スッキリした気持ちで治療を終えることができました。

治療から解放されて、年始は私の大好きな梅酒を買って家族で過ごすのを楽しみにしていました。その時ふと生理が遅れてる事に気づきました。

今回は排卵が遅れてたのかなーなど特に何も思う事なく過ごしていましたが、2週間たっても生理がこないので、まさかなーっと思い妊娠検査薬をしてみるとくっきりと陽性反応が。まさかの治療を辞めた次の月に妊娠したのです。トイレから飛び出し、主人と泣きながら喜びました。

そして、現在心拍も確認でき妊娠4ヶ月になり母子手帳も貰いに行きました。ちなみに、大好きな梅酒は私の母親が全部飲み干しました。(笑)

さいごに

ここまでの経験から、妊娠出来ない事で辛い事、息子に兄弟を作ってあげれない事からの不安、妊婦さんを見て自分のすごい真っ黒な気持ちが出た時の自己嫌悪など、たくさんの気持ちを経験しました。

そして、病院にいくたびにこんなに世の中に不妊治療を頑張ってる人がいるんだなと思った事。本当に妊娠は奇跡だなと心から思います。

今、二人目不妊って言葉があるほど、一人目は普通に妊娠できたのに二人目が妊娠出来ない人が増えてるみたいです。中には、一人目がいるから二人目欲しいなんて贅沢と思う方もいらっしゃると思います。

ですが、周りから二人目はまだ?とか近所のおばあさんに、今どきの子は子ども一人で満足するからなー、一人育ててるだけでしんどいなんか今の子は根性ないなーと言われた時、なんでこんなに子どもを望んでる私が周りに急かされたり、馬鹿にされたりしないといけないのかと怒りや悲しみや色々な感情がわきました。

でもそういうのを経験したからこそ、何も知らないのに二人目の話や、子どもには兄弟がいた方がいいという子育て論をむやみやたらに話すのは絶対辞めようと心に決めました。妊娠できた今だからこそ、妊娠できたことを当たり前に思わず大事に、周りへの配慮も忘れず過ごそうと思います。

ももちゃん
みなさまの妊活がうまくいくことをお祈りしております。

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