妊活の体験談

【体験談077】流産のショックで休んでいた妊活を転職を機に再開。妊活期間3年で自然妊娠された20代女性の体験談

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今回は27歳で妊活を開始された方の体験談をご紹介いたします。

流産を経験したことにより妊活に前向きになれずしばらくお休みをしていたそうです。その後再開したときに、多嚢胞性卵巣であることが判明し、治療を行いながら妊活に取り組まれました。その結果、無事に自然妊娠をすることができました。

ぜひ最後までお読みください。

プロフィール

名前:Neneさん(仮称)

妊活時の年齢:27歳

妊活期間:約3年

不妊の要因: 不明

不妊治療:タイミング法、人工授精

治療費:不明(人工授精1回/約3万円)

流産のつらさを乗り越えて妊活を再開

私は第一子出産までに、約3年かかりました。

私27歳、夫26歳で結婚し、その3ヶ月後には妊娠が発覚。全てが順調で、20代に産みたいという私の願いが叶うはずでした。しかし、残念ながら流産。あのときのお腹の痛みと心の痛みは、思い出すだけで悲しさが溢れてきます。

しばらくは、子供のことを考えることができずに妊活は中断。

それでもずっと子供のことは考えていたのですが、毎日仕事に追われる毎日。妊活を考えた時に、今の職場では難しいと考え退職。自宅近くで週3回のパートをすることにしました。その時の出会いが今でも忘れられません。

出産を機に退職されるという方との入れ替わりだったので、その方から仕事の引き継ぎの他に、不妊についても相談しました。

2人目不妊でやっと授かったというお話を聞きました。紹介していただいた病院の先生に支えられて、妊娠できたと涙ながらに話していたのをみて、心打たれ、私もその病院へ行ってみることにしました。

ももちゃん
転職前はどのような仕事をされていましたか?またパートに変わったことで妊活に影響はありましたか?

仕事は、週5勤務の会社勤めをしていました。ずっと子供が産まれたとしても働けるような環境でした。しかし、妊活を考えるようになったとき、なかなか平日に休みをとれるような状況ではなかったため、悩んだ末に退職。自宅近くでの週3回のパートに切り替えました。がっちり働いていた時は、急に休んだりすることができなかったので、そのこともあり、妊活にふみきれずにいたのかもしれません。

パートに転職してからは、妊活をしていることを話していたので、理解ある環境でした。とはいえ、排卵日が定まらなかったり、急に病院へいくようなこともあったので、迷惑をかけてしまったなと思っています。

月経周期が整わず、タイミングがとれない

まずは事情を先生に話し、一般的な検査なら始めました。採血、卵管造影、超音波、頚管粘液検査をして、判明したことは「多嚢胞性卵巣」だという事実。男性ホルモンが多く分泌されているため、排卵しづらい状況だということでした。

もともと月経不順もあったので、まずは月経周期を整えることからはじめました。1ヶ月に一回月経がくるように、排卵誘発剤を調整しながら服用しました。基礎体温もつけました。

うまくいけば3ヶ月で、月経が同じ周期でくるよといわれたのですが、なかなかうまくいきませんでした。服用から注射に変えたり、服用に戻したりと結局7ヶ月目と8ヶ月目でようやく周期が一定になり、そこからタイミング法を試してみることにしました。

周期が分かれば、すぐ赤ちゃんやってくるよと先生に励まされ、何ヶ月か続けたのですが、全く妊娠する気配なし。どんどん周期もずれてきてしまい、排卵日が読めないという状況に。

気づけばもうすぐ2年、病院へ通っていました。人工授精の話は度々あったのですが、まだそこまでは進まなくてもいいだろうと思っていましたが、さすがに2年たとうとしたときは、そろそろ次のステップに入ってもいいのではと思い始めていました。

人工授精は失敗するもその後自然妊娠

そして私が29歳を迎えることもあり、人工授精に挑戦することにしました。不妊治療専門の病院へ紹介で通うことにしました。この界隈では有名な病院で、自宅からも電車でで2駅だったので通いやすかったです。

人工授精当日は、もう緊張の嵐であまり覚えはいません。精子を注入するのみなので痛みもなく終了しました。金額は検査代含めて三万円弱。結果は生理が来てしまい失敗。

この地点で流産してから3年、病院通いをしてから2年半すぎていました。しばらく病院に通うことをお休みしようと夫とも話し、妊活から離れることに。

その2ヶ月後になんと自然妊娠をし、出産したという経緯です。私31歳、夫29歳。

さいごに

妊活をふりかえると、割と夫は協力的だったものの、温度差はいたるところでありました。人口受精となると、夫も病院へ行かなければなりません。案の定、少し拒んでいました。

また病院選びについては、とても大切だと思います。私が流産の時に行った産婦人科は、その町では1番の規模と名の知れた病院でした。出産施設もあり、先生も常に4、5人はいるという大きな病院でした。毎回先生が変わるので、流産が発覚した時も初めての非常勤の先生でした。流産発覚後、突き放すような言い方をされ、婦人科が怖くなった記憶があります。

ももちゃん
先生がころころ変わる点について、どのような印象でしたでしょうか。 また、困った点などありましたでしょうか。

担当制ではないと、カルテ上の引き継ぎしか行われないために、細やかなこと(例えば妊娠が発覚してから、鈍痛が続くとか、心情的な相談。眠れないとか。)が、伝わってないため、また一から説明をしなければならないことがあった。

ももちゃん
差し支えなければですが、どのような言葉、態度をされたのかご教示頂けないでしょうか。

『あーこれは、完全に流れてますね〜。』『心音も聞こえないんで』『中絶手術いつにします?早い方がいいなら明日とか。日帰りで帰れますので、そんな時間かかりませんよ。』といわれました。女医さんだったから、同性なのに空気読めない言動に余計落ち込みました。

ももちゃん

その後は、口コミや紹介で、病院を選択していったわけですが、妊活は心理的に揺れ動くので、話をよく聞いてくれたり、寄り添ってくれる先生だと安心しました。

自宅からの距離的なものも大切だと思いますが、一番はその先生との相性というか、きちんとこちら側の気持ちを汲み取って接してくれるかどうかにつきると思います。病気ではなく、新しい命を産み出す神秘的なことへの挑戦なので、前向きに考えてくれる先生だと、こちら側も元気が出ます。

[st-kaiwa1]妊活を経験してみての感想を一言お願いします

私の不妊理由は多嚢胞性卵巣でしたが、薬の服用でなんとかいい方向へいったのにも関わらず、なかなか妊娠できない理由は結局不明でした。

あの時は辛い思いもたくさんしましたが、今は、わたしの経験を話すことで、救われる方がいるかもしれませんし、なかなかお子様が授かれない方の気持ちに寄り添うこともでき、いい経験だったと思っています。

ももちゃん
みなさまの妊活がうまくいくことをお祈りしております。

 

 

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