妊活の体験談

【体験談088】妊活には家族や職場の理解が不可欠!治療7か月目で一人目妊娠、二人目妊活中の30代後半女性の体験記です。

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今回は35歳で妊活を開始された方の体験談をご紹介いたします。

30代での妊活とお母様が不妊治療経験者であることを不安に感じ、はじめから不妊治療を視野に入れて妊活を始められたそうです。子宮筋腫などの病気や周囲の理解などの問題がありながらも、一人目は7か月で妊娠、現在二人目の妊活をされています。

ぜひ最後までお読みください。

プロフィール

名前:Neneさん(仮称)

妊活時の年齢:35

妊活期間:7か月

不妊の要因:子宮筋腫による卵管の通過障害、精子の運動率が低い

不妊治療:タイミング法、人工授精

治療費:不明(初回検査費:30000円程度)

不妊治療のきっかけ

私達は、主人が28歳、私が30歳の時に出会いました。30代になり、子づくりの事も考え、早く結婚したかった私とは裏腹に、主人が結婚の決断を出来ないまま四年半が過ぎました。

ようやく、結婚の決心をした時には、私は34歳になっていました。その半年後に結婚式を終え、子づくりを始めたのは、私が35歳の時でした。

私は子づくりを始めるには、年齢的にも遅く、また、自身の母親も子どもが出来にくい体質(不妊治療経験者)だった事を考慮し、半年間、自己流のタイミング法を行い、子どもが出来なければ、不妊治療を開始することを前もって主人に伝えていました。主人も子どもは欲しいようで、快諾してくれていました。

自己流のタイミング法

結婚式直後から、基礎体温を図り、アプリの「ルナルナ」に入力していました。アプリには生理日や基礎体温を入力することにより、生理周期や妊娠しやすい性行為のタイミングを割り出してくれる、便利な機能があります。

また、妊娠しやすい体をつくる為に市販の葉酸サプリメントを毎朝、飲んでいました。

また、ストレスが不妊のもとになることは、ネット等でよく目にしていたので、四六時中、妊活の事を考える等、むやみに不妊や妊娠に関するネット検索を行わないようにしていました。

主人とは、前もって「自己流のタイミング法で授からなければ、病院を受診し、ある程度通院しても、授かる兆しがなければ、子どもを諦めることも選択肢の一つであることを視野に入れて取り組もう」と話し合っていました。

通院

自己流タイミング法を始めてから半年が経ちましたが、子どもは出来ませんでした。事前に主人と話し合っていたとおり、不妊治療を開始することにしました。

まずは、ネット検索や不妊治療を経験している知人に情報を聞き、病院を探しました。都心には数多くの病院が点在しており、選択肢が多かったのですがランキングや口コミ等を見て、成功率が高そうで、会社からも自宅からも電車で40分以内に通える病院に決めました。

一人目の不妊治療の際は、上司に相談し、今後頻繁に午前休を取得することや、定時退社があることを説明しました。その際、上司のお子さまも不妊治療の末に産まれたとわかり、とても楽になりました。男性で不妊治療を理解している方は少ないと思っていたので、本当に恵まれた環境だったと心から思います。

治療内容

治療開始初月は検査で終わってしまいます。検査内容は以下のとおりで、費用は25,000~30,000円(初診料含む)でした。

クラミジア検査(子宮入り口の分泌液を採取):クラミジア菌による不妊を起こさないための検査で、痛くありません。

子宮卵管造影検査(子宮入り口から造影剤を注入しレントゲン撮影):卵管が閉塞していないか確認する検査です。
一人目の子どもの検査の時は生理痛のような鈍痛。二人目(現在、通院中)の検査の時は、つままれた様なチクッとした痛みが20秒程度続き、終わりました。

ホルモン血液検査(採血):排卵や受精・着床に関係する下垂体ホルモンの測定を採血で行います。

甲状腺機能検査(採血):甲状腺機能異常がないかの検査を採血で行います。

精液検査(精液採取):精子の濃度、運動性、運動率、奇形率を検査します。

上記の検査後、医師の指示通り、タイミング法を行いました。

医師の指示があった日に来院し、排卵が予測できる尿検査と超音波検査で卵胞の大きさを測定します。検査結果を見て、医師が判断した日に性行為を行うことになります。3ヶ月タイミング法を行ったのですが、結果は得られず、4ヶ月目に人工授精を行うことになりました。

不妊の要因は、はっきりとわかりませんが、私には子宮筋腫が3つあり、そのうちの1つがどんどん大きくなり、出産時には赤ちゃんの頭と同じ大きさになっていました。その子宮筋腫が卵管を圧迫しており、片方の卵管の通過障害となっていました。

また、主人の精液を検査した結果、運動率が基準値を大幅に下回っていたこともわかりました。ただ、人工授精は行える数値であったため、決行することとなりました。人工授精の処置自体に痛みはなく、5分程度で完了します。当日の入浴は禁止ですが、その他の生活行動に制限はありません。費用は1回18,000円でした。

最終的に人工受精は3回行いました。3回目の人工授精の際、主人の精液数値を確認した医師に「今までの精液数値の中で最も運動精子濃度が低いです。今回は、あまり期待しない方がよいです。」と言われました。夫婦で次回頑張ろうと話していた矢先、妊娠が発覚しました。

もっと、長期戦を覚悟していたので、こんな短期間で妊娠できるとは、本当に運が良かったと思います。

検査も含め、不妊治療の通院7ヶ月目(主人:34歳・私:36歳)での妊娠でした。

妊娠

出産にあたり、不安要素は2つでした。

途中、逆子だったことと、子宮筋腫が子どもの頭と同じ大きさになっており、産道の邪魔をするかもしれないことです。

逆子は看護師さんに教えられたとおり、バンドを巻き、マタニティヨガに通い出産日までには正常の状態に戻っていました。

子宮筋腫は産道の邪魔をしてしまい、赤ちゃんが自力で出てこられなく、結局、帝王切開での出産となりました。

2人目の不妊治療

帝王切開だったため、2人目を妊娠するのに1年間、期間を空けなければなりませんでした。2人目も妊娠しにくい場合を考えると、1年間はとても長いです。ようやく、1年が過ぎ、まずは自己流のタイミング法で自然妊娠を試みました。

1人目の出産の時に、赤ちゃんの頭ぐらい大きくなった子宮筋腫は、赤ちゃんを取り出す際の邪魔になるため、帝王切開時に除去してもらいました。そのため、不妊の要素は1人目の時より軽減されていると考え、すぐに通院することはしませんでした。

また、仕事も忙しくなり、子育てとの両立の中で通院時間を確保することが難しかった事もすぐに通院しなかった理由の1つです。

そして、2人目の子づくり(通院せず、市販の検査薬で排卵日を調べるなど、自己流のタイミング法)開始から半年が経ちました。私は38歳になりました。半年間、自己流のタイミング法で妊娠しなかった為、治療を開始することを決断しました。

決断したものの、1人目の不妊治療の時とは部署が変わり、また、生活環境も変わっていた為、通院を継続することが難しくなっていました。結局、不妊治療を開始し、1度検査をしたものの、結果を聞きに行く時間がとれず時間だけが過ぎていきました。

私が不妊治療を継続するための課題は2つありました。

1つ目は子供ができ、保育園へのお迎えの時間までに受診を終えなければいけなかったことです。移動時間も考えると3時間~4時間、時間の確保が必要でした。仕事を終えて、保育園にお迎えの後の通院となると、帰りは夜の9時頃になってしまいます。

2つ目は今の職場では、早退・欠勤することが難しい環境であることです。今の上司は、結婚しているものの、お子さまを望まない家庭であり、相談しても不妊治療への理解は薄いものでした。

不妊治療の通院が思うように出来ないことと、余裕を持った子育てが出来ていないことに自分を責めていましたが、半年間考え、退職することを決断しました。主人に相談すると、退職は勿体ないと言いつつも、このまま時間だけが過ぎても仕方がないからと許してくれました。

退職の半年前に上司に相談し、退職するまでは不妊治療のことは忘れ、仕事に専念することにしました。退職後、すぐに病院に行き、現在は検査を終え、今月より人工授精を開始しました。

早く2人目の子どもに会えることを願って、深く考えずに妊活を頑張ります!!

ももちゃん
みなさまの妊活がうまくいくことをお祈りしております。

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