あなたの周りに妊活をしている人はいますか?妊娠できないと悩んでいませんか?
子どもは授かりものであり、妊娠を望んでいるすべての人が順調に妊娠できるとは限りません。自然に任せて妊娠できる夫婦がいる一方で、不妊で悩んでいる人もいるのです。
あなたの友人や同僚の中にも妊活をしている人がいるかもしれません。
今回はそんな疑問を解決するために、妊活をしている人々とどんなふうに接するべきなのか一緒に考えてみましょう。
信頼しているから話してくれる
妊活というのはとてもデリケートな話題であり、妊活に励む人々は妊娠できるかどうか不安と期待のすべてを抱え込んで日々を過ごしています。
夫婦間の会話が妊活の話題ばかりになってしまうと喧嘩やすれ違いが起こりそうで、思うように話せないジレンマを感じている人や、夫に妊活を切り出すことができずに一人きりで悩んでいる女性は、しだいに自分だけでは抱えきれなくなった悩みを夫以外の人に相談したいと思うようになるでしょう。
両親や義父母に話すことはためらってしまう、胸の内を聞いてほしいと思うのはやはり心置きなく話すことのできる友人や同僚です。
妊活や不妊治療をしていることを打ち明けてくれるということは、それだけあなたを信頼していることの現れでもあります。友人や会社の同僚として話してくれた場合には、相手との信頼関係を保つことを第一に、相手を傷つけることのないよう十分に配慮して接するように心がけましょう。
相談に答えはいらない!聞き上手になろう
妊娠の形は夫婦によって違います。自然に妊娠できた人、妊活をしていても何年も子どもを授かることのできない人、夫婦の数だけ妊娠にもストーリーがあるのです。
わたしたちができることは相手の話に耳を傾けることであり、話を聞いてあげることが相手の不安を解消する助けになります。自らが妊活の経験がなく、周りにも妊活している人がおらず知識がないとしても構いません。じっと話を聞いてあげましょう。
妊活には副作用や苦痛を伴うものもあり、日常生活に支障が出る場合もあります。妊活していることを明かしたものの、あまりその話に触れたくない日もあるかもしれません。あくまでも、相手が話をしたいと思ったときに寄り添って話を聞いてあげてください。
夫婦によって状況はそれぞれ違うので、自らが妊活経験者であったとしても相手から求められない限りはアドバイスをする必要はありません。妊活について悩みがあり相談にのってほしいと言われた場合には自分の経験を教えてあげましょう。
仕事との両立の難しさを理解してあげよう
職場で妊活や不妊治療をしていることをカミングアウトするのはとても勇気のいることです。打ち明けたところで会社から理解が得られないということがあるかもしれません。それでもあえて妊活している事実を話す選択をする人がいるのは、妊活と仕事を両立して、キャリアを保ちつつ子どもを授かりたいという強い願いからなのです。
妊活と一言でいっても、自然妊娠を目指すか不妊治療を受けるかは夫婦ごとに異なります。自然妊娠を希望している場合は、基礎体温の計測による排卵日の特定で妊娠しやすい日を把握することによって、妊娠の可能性を高めます。不妊治療を受ける場合には、さまざまな治療法の中から夫婦に合わせた治療を受けていくことになります。
仕事をしながらの妊活はさまざまなストレスを伴います。長時間勤務や残業、休日出勤、出張など、働く上では避けて通れないことばかりですが、その合間を見ながら排卵のタイミングに合わせるのは大変なことです。予約制の不妊治療を受けるにしても、身体の調子などによっては治療がずれ込むことがあり、予定通りにいかないことも十分にありうるのです。
あなたが会社の上司であれば、妊活について学び、仕事の量や休日について融通を利かせることで従業員の会社への信頼度も増し、妊活と仕事を両立できない社員が退職を決めるという出来事も防げるかもしれません。仕事をしながらの妊活にはさまざまな困難を乗り越える必要があるのだと理解してあげるだけでも相手の精神的負担の軽減に繋がるでしょう。
まとめ
妊活とはいまやめずらしいことではありません。
もしあなたの友人や同僚が妊活していることを打ち明けてくれるようなことがあれば、まずは話を聞いてあげてください。そして、少しネットで妊活について調べてみることで相手の悩みにいっそう共感してあげることができるかもしれません。妊活の話を通してあなたへの信頼感が増し、より良い関係を築くことにも繋がるでしょう。
女性なら誰もが妊娠できるように見えて、赤ちゃんを授かるというのは奇跡のようなことです。妊娠できないと悩んでいる人には妊活がうまくいくように応援してあげましょう。そして、無事に妊娠することができた場合にはたくさんのおめでとうを伝えてあげてください。