妊活をこれから始める人や、妊活初心者の方は、まずは自然妊娠にトライしてみようと思う人は多いですよね。
自然妊娠を成功させたい人は、まずタイムマネジメントによって妊娠確率をあげるタイミング法について理解しましょう。
この記事では、女性のカラダの周期に合わせて自然妊娠の確率を上げるタイムマネジメント方法について、以下の順番に解説します。
本記事のポイント
・妊活に最適なタイミング
・妊活に必要な期間
・夫婦の時間を確保するコツ
・妊活前の不妊検査
どれも、妊娠を望むカップルが知っておくべき基本的な知識なので、ぜひ最後まで読んでみてください。
妊活にはタイムマネジメントが重要
妊娠のタイミングは、女性の月経周期と大きく関係しています。
タイミング法は、女性の周期に合わせて性交渉を行うことで、妊娠の確率を上げる方法です。
赤ちゃんが欲しいと考え始めたほとんどのカップルが最初に試す方法でもあります。
タイミング法
妊娠を成立させる確率を高めるには、排卵日の3日前ごろから性交渉をすると効果的です。
生理の終わり頃から約1週間の期間を卵胞期と呼び、女性の体内では卵子が育っていきます。
卵巣の中で発育し、成熟した卵子が外に出ることを排卵といい、排卵が起こる日が排卵日です。
卵子が受精卵となるには、排卵のタイミングで体内に精子がある必要があります。
精子は射精後、通常約3日程度女性の体内で生きることができることから、
排卵日の3日前ごろから性交渉を持てば妊娠確率があがるのです。
排卵日は、月経周期と基礎体温の記録からおおよその時期を把握することができます。
月経周期なら生理が終わった日から約1週間後、基礎体温は通常より高い時期が排卵日のめやすです。
両方の記録をもとにタイムマネジメントを行うことで、妊娠の確率を上げることができるでしょう。
ポイント
・排卵日の3日前から性交渉を持つ
・排卵日は月経周期と基礎体温の記録から大まかに予測可能
妊活は数か月以上の期間を覚悟しておこう
妊活にはタイムマネジメントが重要ですが、しっかりタイムマネジメントをしたからといってすぐに妊娠できるというものではありません。排卵は月に1度しか発生せず、ベストなタイミングで性交をしたとしても、確実に妊娠が成立するするとも限らないからです。
つい人と比べて「周りの人はどんどん妊娠しているのに、どうして私たちだけ子供ができないんだろう…」と悩むことがあるかも知れません。
しかし、妊娠は人それぞれ様々な条件が重なって成立するものです。いろんな情報に惑わされず焦らず気長に待ちましょう。
妊活を始めてから自然妊娠をするまでにかかる期間は、
女性の年齢が20代〜30代であれば約6か月、30代以上は1年以上かかると言われています。
もちろん個人差はありますが、妊活にはある程度の時間が必要だということがわかりますね。
また、短い期間で妊活を終わらせるには、性交渉の回数を増やすことも効果があります。
精子は3日間ほど女性の体内で生きることができるため、
仮に3日に1度定期的に射精をすれば、常に体内に精子がある状態を保つことができます。
この状態であれば、タイミングを気にせず排卵がいつおきても受精可能な状態です。
妊活にはお互いの体調や気分も関係してくるので、
タイミングを気にしすぎず、性交渉の回数を増やしてみても良いでしょう。
夫婦の時間を確保するための話し合いを
妊活にはカップル両方の協力が必要不可欠です。
当たり前ですが、女性だけの努力でも男性だけの努力でも、妊娠はできません。
(妊娠は「女性だけが関係するもの」と考えられがちですが、男性も大いに関係するのです。)
妊活期間が長引くと、不安と焦りのせいでついお互いを責めてしまうこともあります。
2人の新たな幸せのために赤ちゃんが欲しいのに、妊活がきっかけで夫婦が険悪なムードになっていては意味がありません。
夫婦の時間を確保するには、定期的な話し合いを大切にしましょう。
話し合いの際には、お互いを批判し合うのではなく、自分の気持ちを伝えながら相手の話もしっかり聞くように心がけましょう。
また、当たり前のことですが、日々のさりげないコミュニケーションも大切です。
毎日一緒に過ごすからと言って「ありがとう」や「ごめんね」「お疲れ様」を伝えることをおろそかにしてはいけません。
妊活においてカップルの関係が良好であることは大変重要なので、妊娠を目的にするというよりは、2人が仲良しでいられることを目的にするといいでしょう。
妊活前の不妊検査も視野に入れて
妊活を始める前や、妊活初期段階で不妊検査を受けることもあります。
自然妊娠を望むカップルであっても、不妊検査を受けることによってカラダの特徴を知ることができ、妊活のすすめ方の参考になるからです。
なお、不妊検査は男女ともに受ける必要があります。女性だけに任せることが無いようにしましょう。
不妊検査というと不妊治療をする人が受けるものという印象があるかもしれませんが
「ブライダルチェック」といって、最近では妊活を始めると同時に受ける人も増えています。
男性の不妊検査
不妊検査では、男性は精液に含まれる精液の状態や、精液に含まれる精子の数、精子の運動率などを調べることができます。
男性の場合は、基本的に1回の採精で検査が終了します。
女性の不妊検査
女性の場合は月経周期に合わせて複数回の検査が必要です。
女性のカラダの状態によって受けられる検査の種類が異なります。
すべての項目を検査しようと思うと数か月かかることが一般的なので、
妊活初期なら基本的な項目だけ選択して検査を受けてみるだけでも十分です。
なお、不妊検査についてはこちらの記事でもまとめております。
是非ご参照ください。
まとめ
妊活初心者の方向けに、妊活をスムーズにすすめるためのタイムマネジメント方法について解説しました。
どれも基本的な知識なので、カップルで十分に理解し、二人三脚で妊活に取り組みましょう。
妊活は、数か月以上の長期戦になることを覚悟し、カップルがお互いに尊重しあえる関係をキープすることを常に心がけることが大切です。
そのためにも、日々の小さなコミュニケーションを大切にし、お互いの意見を交換できる話し合いの場をもつことも必要です。
カップルお互いが協力しあって、仲良く自然妊娠を目指してくださいね。