妊活の体験談

【体験談019】20代後半から不妊治療を開始し体外受精で第一子を妊娠。さらに体外受精で第二子の妊活にもチャレンジされた体験談をご紹介。

体験談の写真19

今回は20代後半と30代前半で二回不妊治療をされた方の体験談をご紹介いたします。

第一子は、人工受精から体外受精にステップアップをして、無事に妊娠。第二子は体外受精を行うもうまく行かず、最終的に自然妊娠をすることができたそうです。

不妊治療の内容や費用についても詳しくご紹介しています。ぜひ最後までお読みください。

プロフィール

名前:Mayuさん(仮称)

<第一子>

妊活時の年齢:20代後半

妊活期間:約一年間

不妊の要因:不明

不妊治療:タイミング法、人工授精、体外受精

治療費:約110万円(助成金が50万円程度)

<第二子>

妊活時の年齢:30代前半

妊活期間:約2ヶ月半

不妊の要因:不明

不妊治療:体外受精(その後、自然妊娠)

治療費:約45万円(助成金が25万円程度)

 

第一子の不妊治療

東京都在住の34歳の専業主婦です。
社会人5年目の26歳の時に同い年の夫と結婚しました。
現在4歳と2歳の娘がいます。

結婚してすぐの時は、子供は欲しかったのですが、タイミング法を取ることはなく、いつか自然に出来ればいいなと思っていました。
結婚をして2年程経ち、会社の同僚が次第に結婚をし始め、続々と周囲が妊娠をしてからは自分も赤ちゃんが欲しいと強く思い、思いきって不妊治療を行っている婦人科に通院しました。

主人も私もまだ若いのでタイミング法を行えばすぐに妊娠できるとばかり思っていました。しかしタイミングをはかってセックスをしたが、妊娠しませんでした。

次にクロミッドという錠剤を服用した上でタイミング法を試みましたがやはりダメでした。次に卵管造影検査をして、卵管の通りに異常がないかも調べたが問題もなく、検査後にセックスをすると卵管の通りがよくなっているので妊娠しやすいと言われたが、妊娠には到りませんでした。

正直ここまでやったら妊娠すると思っていたので、「なんで周りの友人は次々と妊娠するのに、私は妊娠できないんだろう。異常もないのに」と生理が来る度にかなり落ち込むようになり、インターネットで妊娠できた方のブログを読み漁ることが増えました。しかし主人は元々ポジティブな性格なので、「いつか妊娠するよ。落ち込んでいると赤ちゃんも来てくれなくなるよ?」と元気付けてくれて、その明るさが私の落ち込んでいる気持ちを明るくしてくれたのです。

本格的な不妊治療へとステップアップ

ここまでで半年ぐらいの期間を使いました。ここまでの治療なら、そこまで治療費もかからず気軽に通院できると思います。

私が不妊治療を行った病院は高度な不妊治療(体外受精顕微授精)にも対応してくれるので、患者が希望をすれば年齢に関係なくどんどんステップアップします。

次にゴナールエフという皮下注射を処方してもらい、自分でお腹に注射を打ちました。これを行うとクロミッドよりも高い確率で妊娠するので、20代なら大抵は妊娠すると言われ何回か行いましたが全滅でした。

ここで初めて主人の精子を調べたのです。精子は運動率精子量共に平均値より低かったのですが、妊娠できない数ではないから不妊の原因とは言いにくいとのことでした。このままタイミング法を行い続けるか迷いましたが、通院してしばらく経っていましたので、人工受精にステップアップすることに決めました。

周囲の環境に恵まれ人工授精に挑戦

人工受精は医師から指定された日時に来院しなければ行けず、それが平日の午前中になることが多々あったので、フルタイムで仕事をしていた私は、上司に不妊治療を行っているので欠勤する旨を初めて伝えました。

男性の上司だったので言いづらかったのですが、とても理解のある職場だったのでこれから始まる多々ある突然の欠勤も快く了承してくれました。職場の理解がないと不妊治療を続けるのはとても難しいと思います。費用もかかるので退職する訳にはいきませんでした。

主人も朝に採精が必要でしたが、来院時間より2時間程前の精子でも大丈夫とのことでしたので、遅刻もせず職場には支障が出ませんでした。

そんな人工受精を二回やりましたが、結果は陰性でした。その頃は落ち込みと何がなんでも妊娠したいという気持ちが強かったので、このまま人工受精をせず体外受精へのステップアップを医師に伝え、すぐに取りかかりました。

人工受精から体外受精へ

体外受精では更に通院が増えます。卵子が育っているかを見るエコー検査に加えて、決まった期間毎日腰(私の場合)に注射を打たないといけません。その注射はゴナールエフのような皮下注射ではなく、針も太いしっかりとした注射だったので、看護師に打ってもらう必要があるため、約2週間程は毎日通院しました。

仕事は17時半までしておりましたので、毎日定時で帰れるよう早く終わらせ走って病院に駆け込んでいたのを思い出します。残業はほぼ出来ませんでした。

一回目の体外受精は、採卵数は左右で15個ほど出来、受精したのは10個ほどでした。排卵日近くになると卵子が多いせいか常にお腹が張って生理痛のような痛さがありました。それでも妊娠できるならと頑張っていましたが、卵の分割が上手くいかず、全て胚盤胞になる前に分割が止まってしまい、移植できませんでした。

自分は若いし一度の体外受精で妊娠するとばかり思っていたので、医師からそれを聞かされた時には、泣くのを我慢できないほど落ち込みました。採卵後の副作用で腹水が溜まり、ぽっこりお腹が出てしまった時には、なんでこのぽっこりお腹に赤ちゃんがいないのだろうと落ち込みましたが、主人の支えで前向きに頑張ることができました。

そこで、体質改善をしないとダメだなと思い、中国式の針治療、サプリメント(私はビタミンEと葉酸、主人はマカと亜鉛)、体を温める入浴剤(ウチダの生薬入浴剤)、ストレッチ(赤ちゃんを授かるふわふわ子宮体操を見ながら)を行い、2ヶ月後の採卵に向けて主人と協力をし、できるだけのことをしました。

そして次の採卵でも同じぐらいの数の卵が採れましたが、胚盤胞までいった卵は3個もできました!グレードも内2つは非常に良かったです。そして生理を一周期見送ってからの移植では内服薬と子宮内膜を厚くするエストラーナテープを下腹部に貼りました。

時期が夏ということもあり、そのテープをお腹に常に貼っているのですが、皮膚がかゆくて真っ赤になり、夜も熟睡できないほど痒かったです。テープは2日に一度、入浴時に剥がし、また入浴後下腹部の別の場所に貼るのですが、貼った場所の赤みがなかなか消えず、下腹部中真っ赤になり、不妊治療中それが一番辛かったです。人によっては全く大丈夫な方もいるようです。

努力の甲斐あり無事に妊娠・出産

着床して数日ほどのタイミングで、通院がありそこで採血のうえ妊娠判定が頂けるのです。

一回目の体外受精での陰性の結果が頭から離れず、不安と緊張でいっぱいでしたが、医師の表情で妊娠したとすぐに分かりました。その時は嬉しさもあったのですが、心拍確認するまでは安心できないと緊張感もありました。主人はとても喜んでくれ、妊娠時は家事も協力的になり、ありがたかったです。

そのあとは膣に薬を入れ(座薬のようなもの)内服薬も飲みましたが、時間を守って服用するのを忘れないことぐらいは辛い思いもせず、トントン拍子で心拍も確認でき、妊娠9週ほどで紹介状を頂き無事に転院できました。幸いにもつわりもなく、40週6日で元気な女の子を出産しました。

第一子の不妊治療にかかった費用

不妊治療にかかった費用ですが、
タイミング法時は合計で5万円程(皮下注射代が高いため)
人工受精時は合計で6万円程
体外受精時は合計で100万円程(2回採卵したたので)かかりました。
ですが、条件を満たしていたので、東京都の助成金を50万円程は頂けました。治療期間は約1年です。

第二子の不妊治療

第二子は、第一子がなかなか授からなかったので、第一子の断乳が終わった1歳頃から子作りを考えました。

第一子の時に残っていた凍結胚があり、グレードも良かったので、迷わず移植を行うことを考えました。

タイミング法で行っても妊娠しなかったことや、決まった時にセックスをするというのが義務的で共に嫌だったので、タイミング法はあまり考えませんでした。医師からもグレードも良い凍結胚なので、妊娠の可能性高いですよと言われていましたが、残念ながら陰性でした。

また胚移植するなら、残る一つはかなりグレードが悪い胚だったので、妊娠の可能性が低いためもう一度採卵する必要がありました。そこで今度は地元で最も有名な高度不妊治療を行っている病院で行おうと決意しました。

そこはとても混んでいる上に、予約も取れず来た順に診察を行う病院なので、第一子の時には通院が難しく断念したのですが、育休中で時間の都合が取れたのでその病院で治療する決心をしました。タイミング法も人工受精も確率が低いので初めから行わず、体外受精だけを考えていると医師に伝えたところ了承して頂き、早速体外受精での採卵の準備に取りかかりました。

第二子の体外受精は失敗

そこの医院は皆男性の医師ですので、前回の病院は女医のため前回より診察に抵抗がありました。診察するなら女医のほうが安心できるなと思います。

第二子は、第一子の時の教訓を踏まえて、体外受精を考えたらすぐに鍼治療をし子宮に良いとされるストレッチも行いました。卵子はやはり15個程と多く取れました。

ここの病院は前回の病院と違い胚盤胞になる前の初期胚の段階で凍結をして移植させてくれるのです。

胚盤胞に比べ妊娠の確率は下がるのですが、卵を体外で胚盤胞にするのはリスクがあり、以前の私のように途中で分割が止まってしまう可能性があるので、そのリスクを避けるためです。そして私の採卵した卵子は胚盤胞まで分割を待っていると途中で止まってしまうかもしれないと言われたので、迷わず全て初期胚で凍結をしました。

初期胚で凍結できた卵子は4個程ありましたが、グレードはそこまで良くなかったです。そして子宮の状態をよくするため、飲み薬を服用し一周期空けて移植に望みました。結果は陰性でした。

以前ならすごく落ち込んでいたと思うのですが、一人子供がいるせいか次頑張ればいいかなとそこまで落ち込むことはなかったです。

治療を離れている間に第二子を自然妊娠

まだ初期胚の凍結は残っていたのですが、育休も終わり職場復帰したので、一度休憩しようと病院から離れて排卵検査薬を使い自己流でタイミングをはかりました。そしたらその一度で妊娠が分かり、上の子同様つわりもなく無事に40週6日で出産することができました。元気な女の子です。

第二子の妊娠時には、上の子を保育園に預けてフルタイムで働きながらでしたので、つわりがなくても日々の育児家事に追われて大変でした。

第二子の不妊治療にかかった費用

第二子の不妊治療にかかった費用は、体外受精だけなので45万円ほどだったと思います。東京都の、助成金で25万円ほど頂きました。結果自然ですので、病院に行った期間は約2.5か月ほどです。

ももちゃん
みなさまの妊活がうまくいくことをお祈りしております。

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