今回は33歳で妊活を開始された方の体験談をご紹介いたします。
1人目をすぐに妊娠できたので、2人目もすぐにできるだろうと思い、妊娠検査薬を使用した自己流のタイミング法で妊活を始めたそうです。なかなか妊娠できず、化学流産も経験をされましたが、8か月で無事に妊娠されました。
ぜひ最後までお読みください。
プロフィール
名前：Reikoさん（仮称）
妊活時の年齢：33歳
妊活期間：約8か月
不妊の要因：特になし
不妊治療：自宅でのタイミング法のみ
治療費：なし
二人目の妊活
2人目の妊活を始めようとしたのは上の子が1歳を過ぎた頃でした。1人目は欲しいと思ってすぐに妊娠したので、同じようにいくだろうと考えていました。
当時夫は37歳、私は33歳。具体的に「何歳差で産みたい」等の話をしたことはありませんでしたが、年齢の面からあまり離さずに授かりたい雰囲気はお互いありました。
1人目妊娠時は会社員としてフルタイムで働いていたのに対し、この時は専業主婦だったので時間的な面で苦労が少なく上手くいくのではと思っていました。
排卵検査薬でのタイミング法にチャレンジ
妊活を始めるにあたり、基礎体温を付けるのは基本中の基本だと思います。
しかし、何年も前から夜間頻尿に悩まされており夜中の2次や3時にトイレに起きてしまうので、基礎体温を付けることは無理だと判断。そこで、私が使用したのは排卵検査薬です。インターネットで少し検索をかけるといくつもの排卵検査薬が出てきました。
そして数ある中から、お値打ちな「ドクターズチョイス ワンステップ排卵検査薬クリア」にしました。海外製なので、日本製に比べて品質面で不安と若干の不信はありましたが、日本語のホームページの説明を読みほぼ直感で決めました。
検査薬はおよそ2㎜ｘ12cmほどの薄い紙でできていました。使い方は本当に簡単で、尿をかけて10秒ほど待ち陽性線が出るか出ないか確認するだけです。もし陽性が出たら「排卵が近い」というサインです。
この検査薬を生理予定日数日前から1日2回使っていくことにしました。生活の中に新しく組み入れた習慣といえど、全く面倒ではありませんでした。
しかし、病院などで不妊治療の経験はなかったため、陽性が出てからいつが最も効果的(妊娠の可能性が高い)なのか分かりませんでした。インターネットや本で読んだ知識の範囲では排卵日の2、3日前が最適なようだったので、検査薬の陽性が出た日と次の日の2回タイミングを取りました。
夫も2人目には協力的だったので「今日、検査したら陽性が出た」とだけ言うと協力してくれました。夫が残業のほとんどない会社に勤務していたのは幸運だったと思います。
しかし1か月、2か月、3か月、4か月目もダメでした。妊活中ほど生理周期を意識したことは無かったと思います。1度リセットしたら、次の排卵までチャンスはありません。冷えを気にしたり、アルコールを我慢したり、葉酸サプリを飲んだりしていました。
5か月目に妊娠がわかるも……
そして妊活開始から5か月目、生理予定日になりましたが生理がやって来ませんでした。生理予定日から2日後、いわゆるフライング検査で妊娠検査薬を使ってみると陽性のラインが出ました。嬉しかったのを覚えています。
仕事から帰宅した旦那にも伝えました。反応は「良かったね」というような感じだったと思います。私はウキウキしながら過ごし、生理予定日1週間後に受診には少し早いかもしれないと思いながらも産婦人科へ行きました。このときはやはり心拍確認はできませんでしたが、幸せな気持ちで帰宅しました。
しかしその日の夜。トイレに行くと下着に血がついていました。
「妊娠初期にはよくあるよくあるよくある」自分に言い聞かせて娘を寝かしつけながら、私も一緒に眠りに落ちました。
翌朝早く目が覚めて立ち上がると、ドロリと生理の時の出血と同じ感覚がしました。トイレに行って確認してみると鮮血がかなり出ていました。私は気が抜けてしばらくぼんやりしていました。
もうだめなことは分かっていましたが、昼になって産婦人科へ行きました。やはり予想通り「化学流産」の診断が下りました。さらに診察をした医師からは「1か月妊活は休むように」と言われました。
夫に化学流産してしまったことを泣きながら話すと「次頑張ればいいじゃん」と答え、すぐに自分のことを始めました。ビックリしました。私はとても悲しくてショックで泣いているのに？もう少し寄り添うとか共感するとかできないものなのか？
おそらく夫としてはくよくよしないように受け流したのでしょうが、焦りやストレスが爆発した私には辛かったです。するとまだ1歳半足らずの上の子が私の方に寄ってきて抱き着いてきました。そうだ、この子のことを最近心から考えてあげているだろうか、と思いました。こんな可愛くて優しい子がいるのだからいいではないかとも思いました。
8か月目に無事二人目妊娠・出産！
それでもやはり2人目が諦めきれなかったので、2か月後また妊活を始めました。実はこの頃一度不妊治療の外来に行こうかという考えが頭に浮かんでいました。
しかし更に1か月経った妊活開始8か月後に再び妊娠することが出来ました。今回も化学流産したらどうしようと不安に思いながら1日1日を過ごし、心拍確認できた後もまだ不安でした。悪阻に苦しみつつ、ようやく緊張が緩んだのは15週超えたあたりだったと思います。
全くの自己流でしたが、無事に妊娠出産できて今は2人の子供と幸せに過ごしています。妊活にかけた約8か月を振り返ってみると、おそらくたまたまではあったけれど、この排卵検査薬を使ったやり方が私たち夫婦には合っていたと感じます。排卵検査薬は購入も使用も簡単でハードルが低いので一度試す価値はあると思います。
