妊活の体験談

【体験談043】37歳から1年間の妊活。ストレスの多い人工授精を断念して、自宅でできるシリンジ法に変えたら約束の1年で無事妊娠!

体験談の画像43

今回は37歳で妊活を開始された方の体験談をご紹介いたします。

旦那様と1年だけ妊活を頑張るという約束をして、人工授精に挑戦するも4回の失敗。そこから自宅でのシリンジ法に切り替えて、ちょうど約束の1年で妊娠されました。

ぜひ最後までお読みください。

プロフィール

名前:Hanaさん(仮称)

妊活時の年齢:37歳

妊活期間:約1年

不妊の要因:特になし

不妊治療:人工授精

治療費:約20万円

30代後半からの妊活

私たち夫婦は私が34歳、夫が31歳の時に結婚しました。

子供はいつか欲しいけどまだいいかな、と初めは考えていました。だんだん年齢も上がり、子供が欲しいかもしれない、と私が思うようになり、夫はどちらでもいい夫婦二人でもいいと言っていました。

私が35歳を超えたあたりで不妊治療という言葉も頭をよぎりつつも、病院へ行ったりはせずなんとなくタイミング法のようなものをしてみていました。

基礎体温を毎朝測って、インターネットで調べた知識でなんとなく妊活をしていましたが、簡単には授かれず…周りの友達も妊娠出産が増えてきて、なんとなく焦ったような気持ちになりつつも、デリケートな話題なので誰かに相談するようなこともあまりできず、数年が過ぎました。

たまたま前の職場で一緒だった一つ年上の女性が、私が働いている会社の近くの産科病院に入院していると話を聞いたのは、私が37歳の時の年末だったと思います。その病院はかつて、私とその女性が一緒に働いていた病院でもあり、今の会社の近くということもあり、会いに行くことになりました。

彼女は切迫早産で長く入院中でした。暇だという彼女に漫画を届けたり、話し相手に少しなったりと仕事の帰りに通ううちに、不妊治療に通ったんだよと聞いて初めて身近に不妊治療というものを感じました。

旦那様と相談し不妊治療を決意

結局背中を押された形で、私も不妊治療してみようかな、病院に行ってみようかな、と思うようになりました。きっと女性は不妊治療の病院に行く!ということがなかなかさっと決められないのではないかなと思います。

夫にも相談しなければ。夫は前に書きましたが夫婦二人でもいいと思っている人。子供がいてもどちらでもいい、と。不妊治療は夫婦で協力が必要だと聞くし…不安になりつつも不妊治療をきちんとしたいと話しました。

私自身もすっごく子供が欲しい!と思っているわけでもなく、いらないと強い気持ちがあるわけでもない。もう子供が産めなくなってからあの時頑張ればよかったと後悔するのか…そんなのその時にならないとわからない。でもなんとなく、あの時やればよかったなと後悔するならやりたい。1年間だけ頑張りたい。お金もかかることだしそれでダメなら諦める、と話しました。

夫はわかった。と言ってくれました。

クリニックでの検査結果は問題なし

そこからはすぐに病院に行きました。前の職場だった病院は不妊外来もあるし、今の職場の近くなので通いやすいかと思い選びました。

不妊外来ではみなさん知っての通りだと思いますが、私の身体と夫の精子などまずは色んな検査がありました。仕事の合間を縫って検査に行き、たくさん待ったり痛い思いをしたり、色々ありましたが、検査結果は特に二人とも問題があるわけではない、ということでした。

先生は私の年齢なども考えるとタイミング法を少ししたらすぐステップアップした方がいいとおっしゃっていました。

私たち夫婦は正直、そもそもあまり性生活がありません。でも仲は良かったのでお互いそれで良ければと問題にはしていませんでしたが、もともとそんなに性生活がないのにタイミングをいつに!などとなると、ますますテンションが下がるといいますか…笑

なので私たちは最初から人工授精をお願いしました。ではそれで行きましょう!と。これで妊娠できるかも!と思っていました。

ステップアップに迷い……

人工授精は3回目からは確率が下がるから、年齢的にも3回してダメなら次にステップアップした方がいいとのことでした。

3回とも妊娠はできませんでした。体を冷やさないようにしたり、葉酸サプリを飲んだり、食事に気をつけたり、運動したり、夫もサプリを飲んだりしていましたが妊娠には至りませんでした。

人工授精で妊娠できると思っていた私は回数を重ねるごとに落ち込みました。何がいけないのか、なんで私は妊娠できないんだろう、と。生理が来るたびに落ち込みました。友人の出産のお祝いもなんだかうまくできず、会うのを避けたりもしました。

仕事を続けながらの不妊治療は大変でした。会社の上司と1番仲の良い先輩にだけは話して、理解をいただき通えていました。自宅の近くの病院と迷いましたが、会社の近くにしていたのは通いやすかったと思います。

人工授精3回と書きましたが、実は4回しました。体外受精に踏み切ることはなかなかできず(お金の問題も気持ち的にも)何もしないのも、と思い人工授精をしましたが妊娠しませんでした。

体外受精をしようか…1回だけしてダメなら諦めようか、などと考えていましたが結局踏み切れませんでした。

自宅でのシリンジ法に切り替え

人工授精をただ続けてもお金がなくなるだけで妊娠はできず、でも何もしないで生理が来るのをただ待つのはもったいない気がして。何かないかと考えていたら、インターネットでシリンジ法というのを見つけました。

そういえば病院で最初に人工授精をお願いした時、もし抵抗があるなら自分たちでやれるシリンジというのもあるよ?と言われたのを思い出し、これだ!と思いました。シリンジのキットも100回分で10,000円ほどだったのですぐに取り寄せました。

シリンジ法は家でできるので夫もすぐ賛成でした。

病院だと何日の何時に精子を採取しにくるか、もしくは持ってきてください!と言われるのでそれは男性にとってかなりストレスというかプレッシャーだったようです。シリンジ法は時間がここ!と決められるわけではないのでだいぶストレスがなかったようです。

私たちのやり方はできれば排卵日の前後3日毎日シリンジ法をする、というものでした。

やり方もなにもかもインターネット頼りだったので初めはよくわからず失敗もしたし3日続けてできないこともありました。それでも病院の為に仕事を抜けたりしなくていいので気持ち的には楽でした。

病院に通ったのは5ヶ月ほどでした。そのあとはシリンジ法のみで通院はしていませんでした。

1年の努力が実を結ぶ

38歳の12月、もう今月でだめなら妊活を諦めなければいけない。1年間だけ頑張りたいと夫に伝えた1年が終わろうとしていました。

シリンジ法のこともあったし、ゆっくりしたかったので、年末年始の帰省は無しにしようと二人で自宅で過ごすことにしました。年末近くだったこともあり、シリンジ法のタイミングもなんだかストレスなくでき、そのままゆっくり年末年始を過ごしました。

年が明けた1月に、妊娠が判明しました。39歳で第一子の娘を出産しました。

ストレスは妊活の大敵

1年間だけ頑張ると決めた最後の1ヶ月で妊娠できたのはほんとに驚きましたが、私が思うのはストレスがなかった、ということがよかったんだと思います。

不妊治療はストレスがかかるものだと思います。でもストレスは妊娠の大敵だとも思います。ストレスは目に見えないし、人によって何がストレスかそうでないか、違うと思います。みなさんがなるべくストレスのない妊活ができたら…と思います。

かかった金額について

最後にお金ですが、人工授精は一回20000円ほどだったので4回で80000円。もちろんその他の検査も保険が効かないものが多いので諸々で20万弱かかっていると思います。不妊治療では少ない方なのかもしれませんが私たち夫婦にとっては大金でした。

ももちゃん
みなさまの妊活がうまくいくことをお祈りしております。

-妊活の体験談
-, , , , ,

© 2024 みんかつ