妊活中の検査

不妊検査・不妊治療って痛いの?検査内容と治療内容を知って準備しよう!

病院に行くことを怖がる主婦

妊活の初期段階として基礎体温を計測してタイミング療法を試して妊娠に至らなかったカップルは、次のステップとして不妊治療へと移ることになるでしょう。「治療ってやっぱり痛いのかな?」と治療に対して不安な気持ちを抱えている人も多いでしょう。

ももちゃん
痛いのは不安です…

妊活や不妊治療をすることによって精神的なストレスを感じることは少なくありませんが、治療となると体の痛みを感じる場面も出てきます。

不妊治療によってどのような痛みを感じることがあるのか、検査や治療別に見てみましょう。

本記事のポイント

・不妊検査と不妊治療についてご紹介します。
・痛みの感じ方は人それぞれです。体の構造や痛みに対する耐性に寄ってしまいます。

不妊検査による痛み

女性側の不妊の原因として排卵因子、卵管因子、子宮因子、卵の因子などが考えられます。さまざまな検査を通じてどこに不妊の原因があるのかを調べていきます。

不妊検査の種類

・経膣超音波検査
・子宮卵管造影検査
・血液検査

・経膣超音波検査

膣の中にエコー器具を入れて子宮や卵巣の状態をチェックします。子宮内膜の厚さが正常か、子宮筋腫や子宮内膜症など不妊の原因となる病気になっていないか確認するこの超音波検査は、不妊検査では必須の検査です。膣の中に機械を入れるときに不快感、痛みを感じる人もいるかもしれません。しかし、大半の方は痛くなかったと答えています。診察台での検査はどうしても緊張して思わず力を入れてしまいますが、リラックスして受けたほうが痛みも軽減できるでしょう。

・子宮卵管造影検査

卵管の状態を調べる卵管疎通性検査のひとつで、不妊検査を受けたことがある人のあいだでも痛かったという声が多く聞かれる検査です。造影剤を卵管に注入して、造影剤が卵管を通ってお腹の中へと拡がっていくのをレントゲンで見る方法です。カテーテルを挿入するときや、造影剤が卵管を通っていく際に個人によって強い痛みを感じる場合があります。つらい検査のひとつですが、造影剤が卵管を通っていくことによって卵管が拡がり妊娠しやすくなるというメリットも見られます。

・血液検査

注射を刺すチクッとした痛みが苦手で採血を苦痛に感じる人もいますよね。採血により異常がないか調べる検査もいくつかありますので、不妊治療をしていく際にはどうしても避けて通れません。以下の検査はいずれも採血によって行われます。

血液検査には以下のような検査があります。

AMH検査

卵巣内に卵子がどれくらい残っているか調べる検査です。卵巣内にある卵子の数によって今後の治療方針を決定していきます。

クラミジア抗体検査

性感染症のひとつで不妊の原因となるクラミジアに感染していないか調べます。初期症状がないため感染している自覚がないままいつのまにか病気が進行し、卵管が閉塞している可能性があります。

各種ホルモン検査

妊娠に関連するホルモンが正常に分泌されているか、分泌量を調べる検査です。

ももちゃん
”血液検査”と一言で言っても色々な情報がわかるんですね…

不妊治療による痛み

不妊治療の種類

・人工授精
・体外受精
・血液検査

・人工授精

人工授精とは女性の排卵に合わせて精子を直接子宮内に注入する方法で、妊娠までの過程は自然妊娠と同じです。カテーテルを使用して精子を注入する際の痛みはあまりないですが、人によっては痛みを感じることもあります。

・体外受精

体内での受精が難しいと判断されると次の段階として体外受精を試します。卵巣から採卵した卵子を体外で受精して、培養した受精卵を女性の子宮内に戻す治療法です。採卵は採卵針を使って行うのでチクッとした痛みがあります。麻酔を使用するかどうか医者と相談して決めますが、ひどく痛いものではないというのが経験した人の感想です。

・注射

不妊検査でも採血による検査が多くありますが、不妊治療では治療が進むにつれて注射を打つ機会も増えます。

排卵誘発剤:月経不順などの排卵不順で排卵がうまく起こらない際には排卵誘発剤を注射することにより排卵を促します。副作用が起こらないように一回の量を抑えて複数回に分けたほうがより効果的であるため毎日注射する必要があり、痛みに弱い人や注射が苦手な人にとっては負担が大きいです。

ホルモン注射:普段の生活の中でホルモンを意識することってほとんどありませんよね。しかし妊活となると話は別で、数種類のホルモンとうまく付き合う必要があります。受精卵が着床しやすくなり、子宮の中で成長するのに欠かせない黄体ホルモンなど、妊娠に欠かせないホルモンが正常に分泌されるよう注射します。

ももちゃん
痛いのは不安ですが、子どもを産むためには乗り越えないといけないですね…

まとめ

不妊治療・不妊検査に関するまとめ

不妊治療を受けるにあたって、検査や治療による痛みはどうしてもついてきてきますが、痛みの感じ方には個人差があります。不妊治療では発展は続いており、痛みを最低限に抑えた検査や治療法を採用しているクリニックもあります。痛みに弱い人、できるだけ痛みを感じたくない人は、まずはホームページでクリニックの特徴や治療の方針を見てみて、治療を続けられそうなクリニックを選ぶのがいいでしょう。

治療を乗り越えた先に子どもを授かることができますが、体の痛みが心の傷となってしまい、その先の治療を続けられなくなってしまうのはとても悲しいことです。治療がつらいときは旦那さんに話を聞いてもらい、ときどき気分転換して自分の身体をゆっくり休めてまた治療を頑張りましょう。自分なりのリラックス方法を探すのも妊活では必要なことです。

ももちゃん
みなさまの妊活がうまくいくことをお祈りしております。

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