妊活の体験談

【体験談007】37歳で体外受精を実施。2度の自然流産を経て、二人目を諦めることを決断

体験談の画像007

今回は37歳で妊活を開始された方の体験談をご紹介いたします。

一人目のお子さんはすぐに授かるも、二人目がなかなか妊娠せず。

体外受精を経て妊娠するも二度も自然流産に。最後は夫婦で相談の上、二人目を諦めることを決意されました。

ぜひ最後までお読みください。

プロフィール

名前:Satokoさん(仮称)

妊活時の年齢:37歳

妊活期間:約年

不妊の要因:不明(各検査結果は良好、卵巣年齢のみ43歳と診断)

不妊治療:体外受精

治療費:約90万円(助成金が45万円程度)

 

一人目はすぐに

結婚をしたのは2016年。私が35歳、夫が28歳の時でした。入籍、結婚式、ハネムーンと一通り終わった次の月、私はあっさりと妊娠をしました。そして2017年、36歳で第一子となる息子を出産しました。息子は絵に描いたような健康優良児で二時間おきの授乳は大変ながらもスクスクと成長しました。その頃、私は扶養の範囲内で在宅でちょこちょこと仕事をしていました。息子が一歳の誕生日を迎えた頃、夫と「二人目はどうしようか」との話が出始めました。まわりのママ友の中に年子で妊娠をする人も出てきたのもあります。この時、私は37歳でした。「年子は大変だから、二歳差くらいで妊活をしよう。」二人で出した答えです。

不妊治療をはじめた理由

その後、二歳差くらいでの第二子の妊活をはじめましたが、なかなか授からず焦っていました。まわりのママ友たちは次々と二人目を妊娠し出産していったからです。また二人目が欲しい理由は息子のためもありました。夫婦揃って一人っ子だったので兄弟が羨ましかったこと、息子に叔父叔母、従兄弟がいないこと。私達が亡くなってしまえば一人ぼっちになってしまいます。何とか血縁者を増やしてあげたい。私達夫婦はそう思っていました。妊活を開始して10ヶ月がたった頃、私から夫に不妊治療専門病院へ行こうと思うと相談をしました。夫は私の意見に賛同し感謝をしてくれました。

不妊治療専門病院への通院

不妊治療専門病院では血液検査、卵管造映検査、夫の精液検査など一通りの検査をしました。

夫の精液は健康そのもので問題なく、私の卵管や子宮も問題がありませんでした。が、ただひとつ、AMHという卵巣に卵子がどれだけ残っているかを示すものが『43歳相当』と出ていたのです。この時、私は38歳でしたのでとても驚きました。そして「残っている卵子が少ないので妊娠したいのであれば早くしないといけません。妊活をされていてうまくいかなかったのは卵子の老化もあると思います。」と医師から言われ凄いショックを受け、恐怖すら感じました。

この事を家に帰って夫に伝え、二人で出した答えは『すぐに体外受精』でした。

採卵、そして移植

すぐに体外受精をすることに決めた私は採卵周期に入りました。卵子を育てるために服薬の他に二日に一回注射をしなければいけませんでした。息子を一時保育に預け、急いで病院へ行って注射を受ける日々でした。

採卵当日、そこの病院では静脈下麻酔で採卵をするため、朝から水分をとってはいけませんでした。病院へ着いたら受付で夫の精液の入った入れ物を渡し、術着に着替えベッドで点滴を受けました。名前が呼ばれ手術室に入りベッドに横たわり足台に足をのせると名前と生年月日を確認され「眠くなりますよー」と点滴に麻酔を入れられて意識を失いました。

次の瞬間名前を呼ばれ身体を起こされ、支えられてベッドから降りて最初のベッドまで歩いて戻り休みました。ずっと目が回っていて凄く気持ちが悪かったです。数時間後、声をかけられて起き、着替えをして医師のもとに行きました。「卵子は五つ採れましたよ。受精確認のため、三日後に来て下さい。」と言われて痛みが出たときのためにロキソニンを処方されて帰りました。

三日後に確認出来た受精卵は三つ。すべて初期胚で凍結し子宮が落ちついた来月から移植することになりました。移植周期は注射こそないものの毎日の服薬を行い、子宮内膜を厚くなったのを確認して移植を行いました。採卵をしたのと同じ手術室で今度は麻酔なしでしたが、ほとんど痛みもなくあっというまに終わりました。

この不妊治療にかかった金額は体外受精(採卵+移植)で50万円ほど、移植二回で20万円ほど。その他薬代で20万円ほどで総額90万円ほどでした。しかし、助成金を新生児45万円いただくことが出来たので実際は45万円ほどでした。

待望の妊娠判定、しかし・・・

判定日は二週間後でしたが、待ちきれずに市販の判定薬でフライングをしました。判定結果は『陽性』。夫と一緒に泣いたのを覚えています。判定日に病院へ行って『妊娠判定』をいただき、一週間後、胎膿確認。二週間後、心拍確認のはずが胎膿が空っぽ。

「流産の可能性があります。様子をみましょう。」と医者から言われ、どうやって家まで帰ったのか覚えていません。その二日後に大量出血をして自宅で自然流産をしました。

「でもまだ受精卵はあるし!」夫はそう言って私を慰めました。しかし、二回目の移植は『陰性』。三回目の移植は『陽性』だったものの心拍確認後にまた自然流産をしてしまいました。

自然流産を経てその後

その後、不妊治療を続けるかどうするか夫と話し合いました。私はもうすぐ40歳になろうとしていました。息子のために兄弟が欲しい。そう思ってはじめた不妊治療でしたが、不妊の原因は私の老化した卵子です。もし、また妊娠をして流産をせずに出産が出来ても障害を持つ子供が生まれる可能性が高いのです。息子のための兄弟が、将来息子を悩ませることになるのではないだろうか。私達は考えに考えて二人目を諦めることにしました。そして、息子の希望もあり、今、保護猫を迎える計画を立てています。

私自身の二人目妊活は諦めることにいたしましたが、妊活で苦労されている皆様の幸せを願っております。

ももちゃん
みなさまの妊活がうまくいくことをお祈りしております。

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