妊活の体験談

【体験談056】20代後半で妊活を開始。多嚢胞性卵巣症候群の治療から3ヵ月で妊娠に成功した体験談をご紹介します。

体験談の画像56

今回は20代後半で妊活を開始された方の体験談をご紹介いたします。

妊活開始前から多嚢胞性卵巣症候群であることがわかっていたため、その治療をメインに妊活を開始されたそうです。食事などの改善も並行して行い、無事に妊娠されました。

ぜひ最後までお読みください。

プロフィール

名前:Ririkoさん(仮称)

妊活時の年齢:20代後半

妊活期間:約3ヵ月

不妊の要因:多嚢胞性卵巣症候群

不妊治療:タイミング法

治療費:約2万円程度

夫婦の年齢について

私たちは夫40歳、妻30歳で1人目の子供です。妊活の期間は、排卵誘発剤を使い始めてから3ヶ月程で妊娠しました。

夫の年齢を考えてできるだけ早く欲しいと思い、自然に任せずに最初から病院を頼ることを選択しました。現在子供は1歳半で、二人目を検討中です。

病院の選び方

もともと生理不順で受診していた病院でそのまま出産しました。この地域でも一番の出産数の実績があり、女性の医師がいることが決め手でした。家からも車で15分ほどの距離です。

不妊治療について

不妊の原因

不妊治療というより、私は生理が毎月定期的にくることがなかった為、将来の妊娠のことを考えてまずリズムをちゃんとつけることが大切と思って産婦人科に通っていました。

私の場合、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)と診断がついていました。若い女性の排卵障害では多く見られる疾患です。子供が欲しいと夫婦で話し合った時に私は20代で自然妊娠の可能性もありましたが、あまり時間をかけたくないこともあり排卵誘発剤を使い治療を始めることになりました。

治療前の検査と料金

超音波検査で卵巣の状態を確認、ホルモンテスト、尿検査も行いました。

超音波検査は毎回で、妊娠がわかるまで11回受診しましたが、金額も平均で2,000円ほどかかりました。

共働きでしたのでそこまでの負担ではありませんでしたが、体外受精などの本格的な不妊治療までいかなくとも、こういった治療にも助成があればいいのになと思います。

治療中の生活スタイル

婦人科に通い始めてからは飲酒を控え体調を整えることに気を使いました。もともとたばこは吸いません。

体を動かす仕事でしたので、疲れているときは無理をしないでしっかり休み、できるだけ規則正しい生活を心がけました。

体を冷やさないように、腹巻をしておなかを温め、朝ごはんと昼ごはんには温かいスープにしました。ミネストローネスープなどをスープジャーに入れてお昼ご飯に持っていっていました。図書館で料理本を借りていろいろ調べるのは楽しかったです。朝食には納豆、ヨーグルトも定番でした。

とにかく、良さそうなことはいろいろと試しました。スープは細かく野菜を切れば離乳食としてもいいですし、小分けにして冷凍保存もできるので今もスープ生活は続いています。病院で勧められた葉酸のサプリメントも飲んでいました。

治療の方法

多嚢胞性卵巣症候群でしたので、排卵誘発剤を使って排卵の機会を増やすことから始めました。

人によっては卵巣が腫れるなど薬に過剰反応してしまう人もいて、自分は大丈夫だろうかと不安にもなりました。私はクロミッドという薬を使いました。

薬を飲む→超音波で卵巣の様子を見る→3日後くらいにまた病院で超音波検査という流れで、仕事の都合をつけるのが難しい日もありました。

月曜日が休みのシフトだった為、平日に病院に行くことができたのは自分としても動きやすかったです。ただ、受診時に次は3日後に来てくださいと言われると困ってしまいました。

仕事をしていると、受診に行くことすら厳しくなってくるのも、不妊治療の辛いことの1つです。途中で仕事を辞めてします人もいるというのがよくわかりました。

旦那様との温度差がストレスに

超音波で卵巣の様子を確認して、今日がタイミング的にベストという日に夫に伝えると、今日は疲れているだの、体調が悪いなどとのらりくらりとかわされ、私のイライラは募るばかりでした。子供を作ることに同意はしたものの、本人の中に躊躇いがあったようです。

私ばかりが時間を割いて通院し、お金を払い、副作用が出るかもしれない薬を飲んでいることをわかってくれていませんでした。夫婦二人で頑張ることなのに、なぜ私だけが頑張っているのかと涙も出ました。それでもなんとか話し合って、私のかけている時間を無駄にしないようにしましょうと再確認しました。

夫の年齢もありましたが、やはり後になってから体外受精などの不妊治療を始めると、成功率はどうしても低くなってしまいます。職場の先輩の体験談から、あと5年早く始めていればよかったと聞きました。焦ったときにはもう遅いと思いたくなかったのです。

育児は体力勝負なところもあります。今この時代、子供を持つタイミングは本当にひとそれぞれです。働きながら子供を育てていくのは大変ですし、どうしたって体力的に20歳と40歳では差が出てしまいます。できるだけ早くというのが私の中にはありました。

治療開始3ヵ月で妊娠

幸いにも薬を飲み始めてから3ヶ月で妊娠がわかりました。

薬を飲んでも体調に変化はなく、おなかの痛みもなく薬も効いてくれので、日常生活に影響はありませんでした。毎日測っていた体温に妊娠の兆候がみられ、最後の生理開始日から6週間後に病院を受診、妊娠がわかりました。その後は大きな問題もなく出産まで過ごすことができました。

おわりに

多嚢胞性卵巣症候群と診断されてから、妊娠は難しいと思っていました。

子供のころは、漠然といつか自分も母親になると思っていましたが、いざ欲しいと思った時にこんなに難しいものだと思っていませんでした。何の問題がないと思っている人も、妊娠を考えていなくても、ただの生理不順と思わずに婦人科に通って欲しいと思います。

ももちゃん
みなさまの妊活がうまくいくことをお祈りしております。

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